表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

サトウ君は平凡。

作者: サトウヒロシ

僕はサトウらしい。

周りからはそう呼ばれている。

僕は至って平凡だ。

決まって朝は6時半に起き、顔を洗い、朝ごはん食べ、歯を磨く。

そして1時間電車に乗って学校へ行く。

学校の教室は明るい。朝寝ぼけている僕には眩しすぎる。教室を見渡すといろいろなことがわかるものだ。

ドアはボロボロだし黒板も汚い、机なんて落書きと傷ばかりだ。

授業は退屈だ。教師共が汚い黒板に何かを書いている。そして研究者共は何かを記録し研究している。

そして長い長い授業が終わると僕は家に帰ることが許される。

家に帰ったら見もしないテレビをつけ、ソファに横になる。夕食ができるのを待っているのだ。

夕食を食べたら歯を磨き暖かい布団に入り明日を待つ。

毎日これの繰り返し。

僕の日常は平凡だ。

そんな僕にも嬉々とした出来事もある。彼女ができたのだ。彼女はユキコという。ユキコは決して可愛くはない。しかし彼女の髪から流れる甘い香りは僕の心を惹きつけた。

ユキコはいつも僕に「サトウ君はいつも楽しそうだね」と言う。

どうやら僕は楽しそうに見えるらしい。

ユキコがいても僕の日常は変わらない。

僕はサトウだ。

日常の変化はいらない。

平凡こそ僕なのだ。

そして僕は平凡に死ぬのだ。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ