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悪役令嬢?…いや、ご遠慮したいです。 作者:桜 さつき
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闇魔法講座。

どうも、皆様。こんにちは。
今日も元気トワ・アトリエスです。

私が現在進行形で何をしているかと言いますと、家の周りに「魔法結界」を張っております。

ザルド・ベンズが何故、警備が甘いわけではない筈のアトリエス家に侵入出来たのか疑問だったけれど、後からヴァン君に話を聞いたら謎が一気に解決した。

どうやら、ザルドは「闇魔器」を使っていたらしいのだ。


(魔器を使うなんて誰が予想出来るかっての!
無理じゃ!しかも、闇属性!!)


「魔器」とは魔法を使えない人、ムマでもちょっとした魔法が使えるようになる便利道具。

けれど、その中で闇属性の魔器を製造することは国が禁止している。
闇属性の魔力は一歩間違えたら危険な魔法になりうるからだ。

もっと掘り下げて説明すると、七種類の魔力属性の中で光属性と闇属性は他とは桁違いで「万能の力」と呼ばれている。

光属性は「生」と「陽」。
闇属性は「死」と「陰」。

この力を操れる光と闇の魔力保持者は、数える程度しか存在せず悪用しないように国が保持者の名前を把握している。


(……いずれは、把握出来ない光と闇の魔力保持者が現れるんだけどね。)


その時が物語の本当の始まり。
主人公と攻略者、全ての登場人物達が揃う瞬間だ。


話を戻して結界の説明をすると、これは対闇魔法対策を含む最上結界。
そんじょそこらの魔術師や魔器には破られない完璧な結界を張った。

闇魔器は使用者の寿命の半分を代償として、どんな魔法でも使用可能になる。
ザルドがそんな代償を払ってまで来るとは。

裏オークションで目が飛び出るくらいの高値で取引されていると噂の闇魔器をザルドが手に入れられたとは考えにくい。


「やっぱり、組織が関係してるんだろうな~…あ~憂鬱だ~…」


ゲームの最終章で重要な存在として出てくる裏組織。この組織の主な活動目的が闇魔法の拡大化。

本当に関わりたく無い存在だけれど、絶対に関わることになる存在。

悩みごとは大量だ、と遠い目をするしかなかった。


「凄ぇな…並大抵の魔術師だってこんなデカい結界張れねぇよ」
「何を言ってるのよ、ヴァン。今の貴方だったらすぐにこんな結界だって出来る様になるわ」
「大袈裟すぎだろ」
「む。私は本気よ?」


冗談なんかじゃなく、最近のヴァン君は本当に凄いのだ。
剣の鍛練も魔力の鍛練も頑張っていて、魔力を制御出来なかった頃のヴァン君の面影は無かった。

姉として嬉しいかぎりだ。


「よし!これで完璧よ!」
「お疲れさん。……?なぁ、あの豪華な馬車って誰が乗ってるんだ?」
「馬車?…って、ハルト様じゃない!」
「は?誰だって?」


ここで重大事実発覚。

ヴァン君とハルト様、今まで何の奇跡か一度も会っていないのだ。

どうなる初対面…!!
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