表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
面接  作者: 文学の星
1/1

アルバイトが決まる

小さな事務所のドアを開けると、痩せ型の顔色が青白い感じの主任がこちらを見た。

「面接に来ました」とタカシが言うと、

「履歴書は?」と主任は聞く。

学生証を見せると、裏表をひつくり返して調べた後、仕事の内容を語り始めた。

アルバイトの場合は履歴書を出さなくても学生証を見せるだけでほとんどOKである。これが東京のカッコ良さである。田舎ではこうはいかない。田舎ではたとえアルバイトでもいろいろ書類を出させる。

住民票とか保証人とか誓約書とか。履歴書の他に3つも4つも書類を提出してやっと合格である。

田舎ではアルバイトも甘く見ない。正社員と同じである。


アルバイトが見つかったのでタカシは安心した。大都会で生活するためにはぼんやりしていては駄目で、迅速に動かなければならない。ぼんやりしていると命取りになる。浪人時代はこんなに性急な気持になっことはなかったが、東京は人も車も電車も情報も早く動いている。この流れに遅れると致命的である。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ