この女子高生、何してんの!?
俺は決意を実行するためにまず考えを固める。
(俺はこれからマトモに生きるッ!!!)
通りすがりの二人の人物が遠くから―――
「うわっ、すげー形相だなあいつ」
「ありゃ二・三人殺ってるな」
俺は陰口を聞こえていないフリをして(極力気にしないように)、コンビニに入って軽食を買ってから川原の空気で頭を冷やそうと考えた。
(……って決めたとたんケンカしちまったよ)
「おー、犬助ー、メシだぞー」
俺の心の癒し、捨て子犬にもだいたいいつも少し食べるものをあげているので今日も例外なくあげるつもりである。しかし、子犬が入っている段ボール箱に一緒になって阿座良と同じ年齢くらいっぽい女子高生(?)が座っていた。俺は超展開に体を硬直させてしまっている。
(捨て女子高生!!?? 何だこのギャルゲー展開ッ!!!)
俺が普通ならあり得ないことにショックを受けたりしている間にその女子高生が携帯のメールを打ってそれを見せてきた。
[薄汚れた目でジロジロ見るな(`Д´*)q]
急にそんなものを見せられて俺は頭が麻痺する。
[変態(`・ω・´)]
ダンボールから俺が可愛がっている子犬が飛びついてきたので俺はやさしく抱いてやった。
「お、おう犬助。元気にしてたかコラ」
犬助のおかげで俺は怒りを胸のうちにしまう。
(あぶねー、あぶねー。思わず女を殴りそうになったぜ)
その間にも女子高生のメールを打つ速度は早く、阿座良にとって我慢できなくなる文章を見せてきた。
[何? とりあえずヤンキーは犬猫の世話をしているとモテるとかって勘違い?言っとくけど物陰から様子をうかがう委員長とかいないから┐(´ー`)┌ 下手な小細工をするヒマがあったらその凶悪なツラ整形でもしたら?]
そこまでコケにされてはと俺の怒りが蓄積されていく。
“生かしちゃおけねえ!!”




