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読みきり短篇集  作者: 霜三矢 夜新
橋爪さんと死ねばよかったさん
21/153

ツンデレ幽霊との出会い 1

 バイト帰り―――​――俺、橋爪剛は突然目の前に現れた女に驚き、バイクのブレーキを踏んだ。急カーブ近くでふらふらとしていたので注意ぐらいするつもりで女を探す。

「​!!」​

 

 しかし辺りを見回しても女の姿はなく……バイクは急カーブ寸前で止まっていた。夜道は暗いので可能性としてガードレールにぶつかっていたかもしれない(あ​の女は幽霊でもしかして俺を助けてくれたのか)そう思ったその時――

「死ねばよかったのに……」

​「……?​!」​

 

 俺は先程の謎の声に反応して頭の中で一つの解を出す。死ねばよかった→でも助けてくれた? →つまり……


「​ツンデレ……か! あ​りがとう!!」​


 姿は見えていないはずだがたまたま同じ方向をみてお礼を言われたので幽霊さん(死ねばよかったさん)はとてもビックリしてしまった。


「はっ? なに? ツンデ……!?​ はあ!?​」

 

 ​顔を赤くして、動揺している幽霊ちゃんは俺的に可愛かった。彼女の近くにヒトダマが飛んでいて何か顔がついている気がするがそれは無視する。


「​いいから落ちて死ね!!」​

 

 俺は見えていることをアピールするために身をかわした。

「​おっと」


​ かわされてしまうなんて展開を予想していなかった幽霊ちゃんは目を丸くする。


「​きゃああ~​~~~​~~~​~!!​??」

​ 

 突き落とそうとした幽霊ちゃんが下へと落下していく。その光景にはさすがの俺も戦慄した。

「​お゛お゛お゛……!​?」

 落下した幽霊ちゃんが、俺の戦慄している間に戻ってきた。俺は考えていることをそのまま話す。


「​この高さから落ちて無事……便利だな幽霊は」

 ​

 その一言で幽霊ちゃんの怒りの導線に火をつけてしまったようである。

 ​右からはたく、ひだりからはたくと予想しやすい行動だったので攻撃をよけるのは容易であった。

「​よっ」 「​はっ」


 何度もよけられた幽霊ちゃんの怒りの一撃は今までのスピードより比べ物にならない程速く、俺の頬から小気味良い音を立てることに成功する。少し口内が切れたかもしれない。


「​よけるな!!」​

 

 俺は叩かれたことに自然な驚きを感じる。

(​幽霊に殴られた……!)​

 驚くタイミングがちがうって?


​「面白いなあんた」

 ​

 俺は幽霊ちゃんの今までの行動を見てきて笑ってしまった。そんな俺を気にしている彼女もまた良い。


「​こんなトコにいないで早く成仏しろよ」

 ​俺は思ったことを伝えてやった。バイクにまたがって俺はこの場を後にする。


​「じゃあな」

 ​

 その彼が去っていった後にヒトダマちゃんが幽霊ちゃんに同意を求める。

<​失礼な人間でしゅご主人たま!あんな奴呪い殺して……>

​ 

 幽霊ちゃんから返答がなかったのでどうかしたのかと思ってヒトダマちゃんが彼女を見ると、あの橋爪とかいう男に心を奪われた感じになっているので言葉を失った。


 

 まだどこにも掲載した事のない作品ではありますが、少し更新が遅くなります。


理由は作者が書きたかった『天然ちゃんと冷静さん』の続編の準備が完了したからです。


その続編もよろしくお願いします(新規小説で多分4話完結ですね)

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