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2 生は最高!

「殿下、ご機嫌麗しゅう。アリシア・カルタヘナ・マニアンと申します。以後よしなに。」


節目がちに、楚々として。



でも、だめ、やっぱりどうしてもチラチラと目が行ってしまう!

て、あ、めちゃくちゃ嫌そうな目で視線逸らされた・・・。

え、視線に気付かれちゃったとか!?

どうしましょう・・・。



「余は疲れた。もう下がってよい。」


き、気付かれていませんわよね?


どうにか表面上は取り繕ってその場を辞した。



あてがわれた部屋で、少しだけ気をゆるめた。

あぁ、心の内から言葉遣いに気をつけないといけないかしら?


でも、はぁ、もう、眼福よ、眼福。

何、あの麗しさ、おかわいらしさ!

思い出すだけで、もう食が進みそ、まっ、コホン、いやだわぁ、私ったら。


柔らかそうな艶やかな黒髪、まるで天使のような美しいお顔にはトパーズのような褐色の目、すべすべのお肌。

同い年の16歳だというのに、私の肩より少し高いだけの身長に華奢なお体。


そう、殿下は10歳のお姿のまま、成長が止まっている。

何を隠そう、わが国の宝とも言うべき第三王子殿下は、呪いつき。


そして、幸運にも、私は美少年愛好家!

全くもって、ツイテる、じゃなかったですわ、ツイテいますわ!

ちょっと待って、美少年をはべらして、あ~んなことやこぉ~んなこととかしてないですわよ~。


いえ、ねぇ、適齢期なのに、こんな趣味(性癖ではない!)なのを憂いた両親&姉弟たちの苦肉の策が今回の側室計画だったわけ、ですの・・・。


でも、変態じゃな、くてよ!

私は、ほんと、眼福を得られるだけで幸せなんです、もの!

えと、まぁ、ねぇ、妄想が暴走することもたまにはあるけれど、私の頭の中を知られなければ、誰にも迷惑をかけないわけだしねぇ。

それに、第三王子殿下には、確実にお世継ぎが求められているわけでもな、ありませんし。

側室になれたら、あんな眼福を毎日得られるという幸福な日々を送れるだろうけれど、そこまでの野心なんかありませんしねぇ。

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