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来年の学校  作者: たかげるげ
第二章 新制度2年目

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26話 運動会 第一小PTA役員 円城寺清香

「こちらどうぞ」

 運動会、私は第一小の本部テントで来賓にお茶を出している。結局、第一小でもPTA役員をやらせてもらった。会長ではなく、普通の役員。

「あれ、円城寺さん。PTA会長が二人?」

 来賓の一人である、連合町内会の会長にびっくりされた。

「今は、普通の役員です。会長は佐伯さんですよ」

「おお、そうか、学校群で変わったんだ」

 本部テントからは子どもたちの競技が良く見える。保護者席からは後ろ向きしか見れない、誰のための運動会だろうとちょっと思う。まあ私はずっとよく見えているんだけど。

「あ、はい、すぐ行きます」

 本部席の最前列に座っていた佐伯会長が、先生に呼ばれて慌てた様子で席を立った。

「円城寺さん、良かったらここ座って」

 佐伯会長はこれまで自身の座っていた席を、私に勧め、本部席を抜けて走って行く。次の次くらいで6年生のダンスだけど・・・。よくわからないまま、私は佐伯会長の席に座る。

 ダンスが良く見える。隣の席の役員が言う。

「会長、お子さんの具合が悪くなったんだって」

「そう、なんだ・・・」

 そういえば、佐伯会長のお子さんは、体の具合が悪くて学校が変わらないんだっけ。

会長を何年も続けられるのは、ちょっとうらやましかったけれど。

私は目の前で始まった6年生のダンスを見た。

 

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