第一詩の用語解説
─九席─
神獣天人が座する九つの席の総称。
各席はそれぞれ固有の役割と霊脈を担い、代替わりを繰り返しながら継承される。
それは個ではなく、構造として存在するものとされる。
─グランセリア王国─
北にリテイル聖戦国、東にセインテリオ帝国、南に大河、西は海に接する風の国。
名産品はランケイの羽や肉の加工品。
─医脈─
六猫クルミの属する霊脈。
属する者は治癒、医療、霊医学に精通するとされる。
符術で用いる符の作成は霊医学の応用である。
─詩脈─
七梟ナオの属する霊脈。
属する者は外交、言霊法、調停に精通するとされる。
─天脈─
一亀ヒデタタの属する霊脈。
グランセリア王国内を通過する際に特出する性質。
属する者は天象、言霊、詩に精通するとされる。
─霊脈飛行船─
各国共同出資のもと運用される、霊脈利用型の長距離移動船。
観光・遊覧用途の船は平均時速70km前後、貨物輸送用は平均時速100km前後で航行する。
平均定員は20名〜30名ほど。
軍事転用防止の観点から、国家・個人を問わず私的所有は国際法により禁止されている。
組織としての所有も許可されているが、許可証取得条項が非現実的である。
組織で所有が許されているのは、交易商『青星』だけである。
─発着場─
各国主要都市を繋ぐ霊脈飛行船の発着場。
拍の濃度が濃い場所に建設される。
発着場、管制塔、発券場兼待合室、飛行船整備場、貨物仮倉庫と区画分けされている。一般の人は発着場と発券場兼待合室にだけ立ち入り許可が出されている。
─勇者育成学園─
12才〜14才を対象とした基礎・一般教育課程と、
14才〜18才を対象とした戦技・専門教育課程の二課程が存在する。
卒業者は勇者協会への所属のみならず、
各国騎士団への推薦を希望することも可能。
戦技・専門教育課程へと進んだ者は、
全員がD級勇者資格を取得する。
両教育課程を合わせた在校生数は、およそ500名ほど。
─勇者協会─
各国主要都市に支部を構える巨大組織。
本部はノエンス自治州隣国、レイン自治州に存在する。
協会所属総数は8000人〜1万人規模とされる。
所属勇者には等級制度が存在し、
下位より
F・E・D・C・B・A・S
の七段階に分類される。
勇者育成学園前期課程へ入学した者にはF級資格が与えられ、
後期課程へ進学した者はD級へ昇格する。
また、勇者協会には独自の規約が存在し、
所属者はこれを遵守しなければならない。
ここに規約の一部を公開する。
第一項:
勇者協会は政治的中立を原則とする。
─霊脈灯─
拍を吸収・消費する機構が組み込まれた照明装置。
それぞれ型が存在し、
小型の携行型は角灯、
大型の固定設置型は街灯と呼ばれる。
また、小型〜大型の馬車や霊脈船へ取り付けられるものは導灯と呼称される。
これらを総称して、霊脈灯と呼ぶ。
霊脈灯には魔獣・魔物避けの効果が存在するため、
街道を歩く限り、魔獣魔物に襲われる危険性は比較的低い。
─幻映盤─
文字の送受信、
および遅延の少ない映像通信を可能とする古代文明製の通信端末。
古代文明の遺産故に現存数は少なく、
各庁上層部および勇者協会本部・主要支部の一部にのみ貸与されている。




