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薬屋店主の来客記録
精霊が住まう国レイブン
そこにはごく少数の魔法使いと普通の人間が生活している。
両者には距離はあれど争うこともなく平和に暮らしていた。
そして人里離れた森の奥にひっそりと営業している薬屋がある。
暮らしているのは若い魔女と少年一人。
その二人の素性を知る者はおらず様々な噂がひとり歩きしていた。
曰く
その魔女は500歳を超えた不老である。
曰く
少年は魔女を守護する精霊である。
誰一人真相は知らない。しかし噂を聞きつけ願いを叶えてもらおうと訪れる者がときたま現れる。
今日も一人、薬屋の戸を叩く者が一人。
初めて書く小説なので拙い文章になりますが、暇つぶし程度にでも読んでいただければ幸いです。
残酷描写、年齢指定は念の為つけています。現時点でそういった描写を書く予定はありません。