表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
不思議の国のアリア  作者: ゆずゆ
1/6

エピローグ

 ちょっと前。つまり、んんー、そうだなぁ、一年くらい前のことだったかなぁ。

 

 うおっほん。


 あるところに、一人の少女がいました。

 少女は、世界に退屈し、新しいセカイを創りました。

 少女は、新しいセカイで、オトモダチと楽しくすごしましたとさ。


 ところがどっこい


 少女が創ったセカイは、少女のお友達に、めちゃめちゃのぐちゃぐちゃに壊されてしまいましたとさ。


 めでたし、めでたし!!






______パタン






 無機質で、乾いた音が、部屋に響いて、そして音もなく消えていく。

 私、アリアは、誰もいない、静かなへやで、小さくため息をついた。

 さっきまで友人が書いた絵本...みたいな何かを読んでいたのだが、なにがなんだかよくわからない。それに、この話に思い当る節がなくもないものだから、なんだか読む気が失せてしまった。おまけに頭も痛くなってくる。

 とりあえず、外の空気を吸おう。ついでに図書館にも行こう。うん。そうしよう。それがいい。

 自分の意見に自分で納得しながら、ドアノブに手をかけた。

 ドアを開くと、飽きるほど見た、古ぼけた廊下は見えなかった。

 代わりに見えたのは、大嫌いな______



 「ようこそ、我が麗しゅう主様よ。どうぞごゆっくり、このセカイをお楽しみくださいませ。」


 闇の中で、ネコがにたりと笑った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ