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極私的俳句論  super private haiku poem theory その15   俳句とは気の利いた警句ではない。

作者: 舜風人

俳句を何かこう

気の利いた警句だと誤解してる人がいる。


「出る前に必ず消そうよガスコンロ」

「手を挙げて横断歩道を渡ろうよ」

「失敗したっていいじゃないか。人間だもの」


当然これらは俳句ではありえない。



俳句は気の利いた名セリフでなんかないからだ。


もちろん

俳句は、、ことわざや、、格言、、アフォリズム、なぞなぞ、、名文句でもない。




さらに、、


言うまでもないことだが、、

分かりきったことだが、、


エロ俳句?

差別俳句?

グロ俳句?

暴言俳句?

愚痴俳句?

ニュース俳句?

自慢俳句?

台所俳句?

アナクロニズム俳句?

お笑い俳句?

手垢俳句?

今風トレンディ俳句?

自己中キテレツ俳句?


などなどの、、いわゆる「俳句もどき」というか、、


これらはダメである。


たとえば、、

「ゴルバチョフ死してロシアの夜明けかな」

こういうのをニュース俳句?という。

これは俳句の邪道でしょうね。ダメです。


さらに

わたし的には、、

忌日俳句もダメだと思う、

高名な俳人の忌日をかこつけてその俳人を、よいしょする?

まあ、言ってみれば体のいい、、「ごますり俳句」「おべっか俳句」?でしかないからだ。


さらにさらに、、、、


その昔、、ことさらに強調して自己の貧乏や病気を題材にして俳句をを作った人々がいた。


私はこんなに貧乏なんですよ、、

私はこんなに病気で苦しんでるんですよ。


と、、ことさらに強調してそればっかりを詠うのである。


まあ最初は、、同情して共鳴はするが、、

それでもあまりにもそればっかりだと次第にもうさすがにうんざりして、

見るのも、いやになる、、のである。


これはいわゆる『境涯俳句』というのだが


まあそういうわけでこの一派は次第にすたれてしまいましたがね、、。


今風に言えば?


貧乏自慢?

病気自慢?


ネタ?とでもいうんでしょうか?


こういう俳句、今でも時々、結構見かけるんですが、、、、いけませんね。


え?


「じゃあいったいお前の求める本当の俳句ってなんなんだよ?」


というお怒りの?言葉が聞こえてきそうですよね?


まあ答えは意外と簡単というか、、


俳句の奥義は、、実は、、意外と、簡明だと、私は思うんですよ。




それは


「日本の四季折々の風景に仮託しつつ、、おのれの美意識(叙情)を詠む」


ということでしょう?



これが俳句です。


そして


これだけが、、本当の俳句だと


私は自信を持って言えるのです。






くどいようですがもう一度言います。



貧乏自慢俳句や


病気自慢俳句や


愚痴俳句は


俳句ではないです。


それらは「俳句もどき」です。

































































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