表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

プロローグ

はじめまして。クロイツともうします。

駄文ですが読んでいただけると嬉しいです。アドバイス等待ってます。

 なあ、異世界に行ったことあるか?


 そうそう、魔法があるとか魔物がいるとかそういう異世界だ。


 うん?何でそんなこと訊くのかって?


 おいおい、ここまで聞いたら分かるだろ?


 来ちまったんだ   異世界

 







 今日は俺にとって記念すべき日だった。今までバイトなり何なりで稼いできたお金で、念願のウン十万のギターを買うのだ!アコギにするかエレキにするかセミアコも良いな~なんて浮かれた頭で楽器店へ向かった。


 ミーンミーンと蝉がうるさい。8月上旬と言うだけあってかなり暑い。楽器店は家から歩いて30分くらいのところにある。俺の小さい頃からの行きつけだ。品ぞろえの良さが評判で、ここいらでは一番の楽器店だ。プロも時々来るらしい。会ったことはないけど。プロと言えばだが、この店の店主のおっちゃんは元々プロらしい。まだ40くらいのはずだけど、もう引退して今は楽器店に集中してるそうだ。


 「おっちゃん、いるか?」


 店のドアを開けて尋ねてみた。


 「・・・・・・いないのか?」


 声が聞こえない。いつもは元気な返事が返ってくるんだが・・・・・・


 「入るぞ~?」


 一応ことわって店に足を踏み入れる。


 店の灯りはついていた。ちょっと前までいたような雰囲気だ。修理途中のギターが作業台に置いてある。


 「・・・・・・本当にいないのか?」


 まあ良いか。取り敢えずギターを見て回る。この店の配置として、まず10万いかないくらいのギターが出入り口のあたりに並んでいる。そして、奥に行くにつれて高価なギターが置かれている。今日買うものは安くても20万は超える。自分にあったギターを探して奥に進んでいくと、何かが光っている。


 「光が・・・・・・白い?なんだこれ?」

 

 ちょっと恐怖を感じながら、おそるおそる近づくと・・・・・・

 

 「ギターが・・・・・・光っている!?」


 おいおい、まじかよ・・・・・・光ってるぞアレ。てかりで済むレベルじゃねえ。どういうことだ?

 

 キィィィィィィィイイイン


 「うわっ」


 光がさらに強くなる。なんなんだよ、これ!


 思わず目を閉じた。


 何か変な感じがする。エレベーターに乗ったときみたいな浮遊感だ。だんだんそれが強くなる。でも不思議だ。苦しくない。


 ふと、光が消えた。浮遊感もなくなった。


 「くっそ、なんなんだ一体?」


 目を開けると、そこには


 「・・・・・・・・・・・・は?」


 青空の下に山、森、草原、川と日本では見られない広大な自然があった。どうやら俺は丘みたいな所に立っているみたいだ。辺りを見渡すと、すぐそばにギターがあった。光ってた奴だな。うん。


 「・・・・・・はははっ」


 なんかもう、いいや~(´▽`)・・・・・・キャラも変わってきてしまった。もうわかった。まあね、ここまで来るとね。本当はギターが光ってた所で気付いてたけど。ここまで来るともう明らかじゃん。


 あ、そうだ。みんなに聴きたいことがあるんだ。


 「なあ、異世界に行ったことあるか?」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ