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二人きりの教室

作者: Aki.

「…先生」


 誰もいない教室……いや、正確には僕と先生しかいない教室。そこで僕は先生の頬に手を掛けた。


「な、なに?」


 瞳をじっと見ていると怯えた色が見えた。だが、その瞳すらそそる。


「先生に聞きたいことがあります」


 僕と先生しかいない教室はとても静かで出した声が教室に響いた気がした。


「どうして人は人を好きになるんですか?」


 この質問に特に意味はない。人が人を好きになるのに理由なんてないでしょ?


「ねぇ、先生教えてよ? 先生の仕事は生徒にわからないところを教えることなんじゃないですか?」


「わ、私は……」


 可愛いぁ……顔を真っ赤にさせてるよ。今まで言い寄ってきた生意気な女なんかより数段可愛い。


「先生?」


「ひ、人が人を好きになるのはね。えーと、……」


 僕が聞いた質問を律儀に答えようとする先生。テンパってる様でとても早口で喋っている。


「キスしていい?」


「……っ……!」


 ただキスがしたいからそう言ってみたら、真っ赤な顔が更に赤くなった。


「わ、私とあなたは教師と生徒なのよ!? そっ、そんなこと出来ないわ!!」


「……関係ないですよ」


 意見は何も聞かず、先生の唇を奪った。触れた唇は思った以上に柔らかくて、本能的に舌で先生の唇を舐めた。


 止まることなんて忘れてキスは段々と深くなっていった。


 ……美味しかった。


 唇を離した時、そう思った。これだったら何時間でもキスできるな……


「な、なんで?」


 先生は泣いていた。でも、泣き顔も可愛くてつい口角が上がってしまった。


「先生が可愛過ぎるからですよ? 僕は何も悪くない」


 僕は先生よりも身長が高い。その為か、上目遣いで向けられる潤んだ瞳は僕を更に欲情させた。


「先生……」


「………」


 先生の生唾を飲み込む音が聞こえた。


「犯してもいいですか?」


 その言葉を聞いた先生はひどく震えていた。瞳には恐怖の色さえ見えた。


 ……ゾクゾクするよ。


 そんな顔されたらさ……


 先生のブラウスのボタンを一番上から外していった。三番目のボタンを外そうと手を掛けた時だった。


『吉川先生。至急職員室まで来て下さい』


 先生を呼ぶ校内放送が聞こえた。


「邪魔が入ったな〜」


 仕方なく、僕はボタンから手を離した。


「早く行かないと駄目なんじゃないですか? 本当はこのまま先生を犯したいところですけど我慢しますよ?」


 さすがに無視して事を続けると不信に思った他の先生が校内中を捜し回るだろうからね。


「……っ…」


 先生の方に目をやると、震えた手でブラウスのボタンを付けていた。


「そんな手じゃ付けれないでしょ? 付けてあげますよ?」


 そう言った瞬間、まだ付けきれてないボタンなんて関係なしに教室から走って出ていった。


「………」


 僕は先生が出ていった扉をじっと眺めた。


「逃げても無駄ですよ? これから毎日顔を合わせるんですから」


―――…僕は先生を手に入れる為だけに、この学校に来たんですから―――

なんだこれは(笑)


ただただ書きたかっただけです^ロ^;


ここまで読んで下さりありがとうございますm(__)m


by.Aki.

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