奴隷商人
「〜ってことを時空間でやったんだ」
「うわわわっ」
「ハァ、私もルイス様の手で蹂躙されたかったです」
怖がるもこに対してヨダレを垂らし悦ぶリナの絵面。
「ちなみにフレイチェたち【シスターマダム】はムーのお仕置きが終えて、お前たちが寝床に入ってから制裁を加えた」
「ルイス様、是非ともその制裁の内容を詳し──うぶっ」
「リ、リナ、悪いけど、これ以上は言わせないよ! リナだけ抜け駆けなんてズルい。あっ、ルイス様はお気になさらずに〜」
「ん〜、ほこ(もこ)〜!!」
「お前たちってホント仲良いよな」
「「どこがですかっっ!!」」
「ほらな」
俺は二人に指を指して笑った。リナともこを俺につられて笑う。
「よし、ちゃちゃっと依頼終わらせて帰るぞ」
「「はい!」」
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
「さぁ、依頼を終わった事だし家に帰ってベルファストたちの飯でも食うか」
「そうですね」
「お腹ぺこぺこです」
三人で依頼の報酬をギルドで受け取りそんな他愛もない会話をしながら歩いていた。
「ちょっとそこのあなた」
俺は見知らぬおじさんが話しかけてきた。
「高貴なお方とお見受け致しましたのでお声を掛けさせて頂きました」
へぇ〜、このじいさん見る目あるな。
「で、じいさんは俺に何の用で話しかけたんだ? しょうもない話だったら横にいる二人の餌食になるが……」
「いえいえ、あなた様にとっても悪い話ではございませんよ? 私は奴隷商を営んでいる【モ・ハン】と申します」
「奴隷商か」
「はい。では、あなた様のお名前を伺っても?」
「ルイスだ」
「ルイス様でございますか。それでは、私の取っておきの奴隷がいる牢屋までご案内致します」
俺たち三人はじいさんに着いて行った。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
「ルイス様、こちらの階段の下に奴隷がおります」
「よし、連れて行け」
俺、もこ、リナの三人は奴隷がいるという地下へと降りて行った。
「ここには、色んな場所から取り寄せた質の良い奴隷が居ます」
奴隷商のじいさんは話ながら奥へ奥へと進んでいく。
「ルイス様は何か欲しい奴隷はございますか?」
「特にこれといった奴隷は──」
俺がそこまで言ったときである。
「じいさん、あれは何だ?」
俺は歩みを止めてじいさんに聞いた。
「あ〜、それは近々廃棄する予定の性奴隷でございます。病気を患っているため商品になりません。さて、では先に──」
「──買った」
「はい?」
「だから、この三人の獣人の奴隷を買ったと言ったんだ」
「よろしいのですか?」
「何度も言わせるな」
「わ、分かりました。お値段は」
「これで足りるだろ?」
俺はじいさんに袋いっぱい入った金貨を押し付ける。
「お、お買い上げありがとうございます。奴隷の首輪が着けてありますが、十分にお気を付け下さい」
じいさんは俺に忠告して牢屋の扉を開けた。




