表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
やっぱりお風呂は里の湯で!!  作者: 里の湯ラノベ部
やっぱりお風呂は里の湯で!!
71/71

エクストラ3 さらば里の湯、永遠に

 「えぇー中止―!!??」


 「そうなんだ、ごめん」


 先日お知らせした2回目の感謝イベントは工事搬入作業の関係で開催することが困難になったため中止致します。


 ご要望を頂いていた皆様にはお詫び申し上げます。


 「そんなぁ、私の誕生日をチヤホヤしてくれる話はどこに行ったのですかー!?」


 「いや、そんな話だっけ……」


 「うぅ、やっぱり最後はこんなオチになってしまうのですね」


 もうすぐ建物の取り壊しも始まるから里の湯に呼び出されるのもこれが最後であった。


 約4年に渡る里の湯でのゆいちゃんの活躍も今日で最後になる。


 「次の展開ですが、結局シャンプーセット売るのですか?」


 「まぁ一応そういうふうに考えているよ。 この間教えた通りちょいとお高めになっちゃうけど」


 「なるほど、それは楽しみにしておきます」


 先日の催しで先行販売したシャンプーセットは後日ネットで販売する予定です。


 価格は正規価格となるため変わってしまいますが、是非お買い求め頂けますと嬉しい限りです。


 「ところで今日は御崎さんいないのですね。 まぁ最後なので私が単独でパッーと締めましょうか」


 ガラガラ!


 「御崎じゃなくて晞咲よ! もうそのコント芸みたいに使うの止めなさい、しつこいわよ!」


 「あっ、出ましたね」


 「晞咲さん、ごめんねわざわざ。 2回目の催しが中止になりまして……」


 「それは会社で聞きました。 それとは別にそこのどら猫を取っ捕まえに来たので構いません」


 「誰がどら猫ですか!? ノルウェージャン・フォレスト・キャットに訂正してください!」


 「ゆいちゃん……自己評価高いね」


 唐突に現れた晞咲さん、何やらゆいちゃんに用があるようで。


 「さて、連休も明けたし来週からあなたのインターンを開始することになったわ」


 「あぁ、そういやそんな話あったね。 ゆいちゃんいよいよだね」


 「そういえばそうでしたね! 完全に次見つかったということで安堵していたので忘れていました!」


 晞咲さんの会社でインターンをすることになったゆいちゃん。


 いよい来週から始まるようだ。


 「予め誓約書とか書いてもらう必要があるからこれに名前記入しなさい」


 ペラッ


 「わかりました、どれどれって、これ婚姻届けじゃないですか!? えっ!? どういうことですか!? まさか先日言っていたのは本当に!?」


 「きゃぁぁぁぁぁ、タンマタンマ!! 無し無し!! 寄越しなさいそれじゃないわ!!」


 顔を真っ赤にさせすぐさま渡した用紙を取り上げるのであった。


 「えぇ、晞咲さんいつも婚姻届け持ち歩いているのですか……? 今意中のお相手でもいるのですか? その方にお渡し頂けませんかね……」


 「違う! 違うの! これはいつ良い人が現れても良いように」


 「あーはいはい、お花畑で楽しそうですね…… ただ流石に私とはちょっと」


 「誰がお花畑よ!? そんなことよりこれを読んで名前記入しなさいっ!!」


 ペラッ


 改めて晞咲さん紙を受け取りまじまじと確認するゆいちゃん。


 「今度こそ本当に誓約書のようですね…… しかしいくら里の湯キャラ担当のミウラさんの会社とは言え、いきなり結婚を迫ってくる方がいる会社で大丈夫なのですかね……」


 「だから、違うって言ってるでしょ! あなたと結婚なんてしないわよ! もうその話は良いから!」


 内容を一通り見渡す限り特におかしなことも書かれておらず、至って平凡な誓約書であった。


 「特に問題なさそうですね。 念のため番台も確認してもらえますか……? 何か隠しトラップとかあると嫌なので」


 「無いわよそんなもの!」


 「どれどれ、…………うん、特に大した問題はなさそうだよ」


 「ならサインをしましょう。 これで良しっと」


 「最初から素直に書きなさいよ」


 「だって、晞咲さん信用ならないしやはり何か企んでいそうじゃないですか。 あっ、でも誓約書と婚姻届けを素で間違って渡してくる位だから案外本当に何も無さそうですね!」


 「止めなさい!! 本当にもう良いから!!」


 そんなわけでゆいちゃんのインターンがとうとう始まるのであった。


 「じゃあ、会社の場所はここだから、来週からちゃんと来なさいよ」


 「そういえば場所はどこなのでしょうか……? えっ、八本木!? 八本木にあるのですか!? ビルズじゃないですか!」


 「残念ながらビルズではないわ。 まぁでもここからそんなに遠くは無いでしょ。」


 ゆいちゃんが住んでいる武蔵新城からは電車で乗り換えが1回だけで行ける場所だった。


 「それでは来週から改めて頑張っていきましょうか! 番台、今まで本当にありがとうございました。 何か商品を出す際は連絡くださいね」


 「うん、ゆいちゃんも頑張ってね。 晞咲さんもあまり働かせてあげられなくてごめんね。 ゆいちゃんを頼んだよ」


 「任せてください。 社会人たるものが何なのかを徹底して叩き込んで見せます!」


 「あぁっ、やっぱり! 私をいたぶりつける気満々じゃないですか!?」


 「そんなことは無いわよ。 来週からたくさん可愛がってあげるわ」


 「まぁいざとなったら婚姻届けの事言いふらせば大丈夫ですかね」


 「だから止めなさいって!!」


 「この二人で大丈夫かなぁ……」


 やっぱりお風呂は里の湯で エクストラ ~完~

Twitter:https://twitter.com/satono_yu


@satono_yu フォローよろしくお願いいたします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ