里の湯の営業開始準備
里の湯は今日も平和にお昼の2時から営業開始する予定だ。
12時頃に準備を始めて、まずは大浴槽にお湯を張る。
「どひゃー!!! お湯が止まらないぃぃぃぃ」
2週間前と全く同じ過ちを繰り返している女の子がそこにはいた!
「うえ~ん、1日に1回は何かやらかしてるよぉぉぉ」
このままではお給料が半減どころかマイナスの危機。
「まだ今月から働き出したからお金貰っていないけど、まさか給料日にお金どころか借金しないといけない羽目にっ!!!!」
「くうぅ、何としてもそんなことにはさせないっ!」
かれこれ上記の流れを働きだしてからずっと繰り返していたのであった。
「!? 冷静に考えるとデジャブだなぁ、いっつも借金うんちゃら考えている気がするよ……」
「はっ!? きっと焦りすぎて変に空回りしているのが原因! ここまで自己解析出来るなんて唯は何て賢い子なの……!」
気付くのが圧倒的に遅い。
「唯ちゃん~、お湯どうなった~? ってどわぁ!?」
「あっ、西村さん!? ごめんなさぁぁぁい」
里の湯の人気看板娘になるために今日も頑張る里ノ唯であった。
……
「最新式のお湯張りマシーンを導入したから明日からは蛇口いじらないでね!?」
「……うぇぇぇぇん」
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