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醜い心

「あ?今、お前俺たちのこと笑ったよな?笑っだがって聞いてるんだ!答えろオラァ!!」


 井上が誠一郎の胸ぐらを掴んだ。誠一郎もこんな場所でこんなことをされるとは思っておらず、焦った。しかし、すぐに冷静になると、挑発するからのごとく、口角をすっとあげた。


「君は、こんなことをこんなところでして良いのか?」


 その言葉で矢島と鹿野は気がついたのか、井上に止める様にも誠一郎の胸ぐらを掴んている腕をガシッと掴んで、首を振った。そして、彼の耳元で囁いた。


「井上、ここでは流石にまずい。人の目がありすぎる」


 一応の説得に井上は応じて、手を離した。それを見た鹿野と矢島はホッとした。しかし、ここまで自分たちを股間にされて、黙っていることのできない三人は、誠一郎をファミレスの外に連れ出した。そして、脅迫まがいのことを始めた。


「さて、どういうことなのかな?誠一郎君」


「よくも、俺をバカにしてくれなたなぁ。この落とし前はどうつけてくれるんや!!あんまり、ナメた真似してくれると、俺たちも黙っちゃいられへんぞ!」


「もう手出してるじゃないか」


 三人は、普段では絶対にありえない誠一郎の抵抗に何か不審な気を感じていた。しかし、その抑えることのできない衝動は変わらず、誠一郎に向けられていた。


「この落とし前はお前が自分の罪を認めることから始めないとな。ずっと言っていることなのに一向にう認めようとしない。このままじゃ、お前は被害者にも大事な大事な幼馴染にも顔向けできないな。一生」


 矢島も何も社会的な影響が自身には絶対に火の粉がかからない空間に移動した瞬間に打って変わったように誠一郎を脅迫し始めた。もちろん3人には、これ自体が恐喝という犯罪であることなど全く気がついても、罪悪感すら感じていなかった。それは、3人が自身の行っている行為が世のための正義であると考えているから。

 何度見ても、胸糞悪い連中であるとそして、理不尽な連中であると、誠一郎は感じていた。


 しかし、今回のことに関しては誠一郎には作があった。それは、証人を使用するという手であり人目のつかない場所に移動した時点でそれは潰えたかに思われた。しかし誠一郎はこうなることも当然予想していた。

 それだけ 相手を恐れ虐げられてきただけに相手を確実に仕留めるために。確実に相手に自分には全く関係がないと認めさせるために。何重にも防御線を張っていた。


「今、言ったことに後悔はしていないんだな?自分たちは間違っていたとは認めないんだな?」


「は、何を言っているんだ?認めるも何も…!?そ、それは!!」


 誠一郎は一つの機械を取り出した。


「録音機か…。だが、そんなものを見せられた所で俺たちがそれを奪えばいいだけの話だ。簡単だな」


 言い終わるや否や井上たちは誠一郎に飛びかかった。誠一郎が持っている機械を奪わんとするために。その際の3人の顔は既に人間のものではなかった。それは獣の顔だった。


 誠一郎の非力な力ではいとも簡単に奪い取られてしまう。しかしそれこそが誠一郎の狙いでもあった。そして奪われると、誠一郎は不敵な笑みを浮かべた。


「お前らは選択を間違えた。お前らはこれで終わりだ」


 直後、ゴンッという音が響き渡った。誠一郎は地面に力なく倒れた。流石にこの状況はまずいと慌てて三人はその場から立ち去っていった。


「無茶しないって約束したのに。大丈夫?」


 立ち去ってすぐに誠一郎の幼馴染の声が誠一郎の耳にうっすらと聞こえていた。誠一郎はそのまま完全に目の前が真っ暗になった.


本当に不定期更新ですみません…。

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