04 kindle fireタブレットを入手せよ……の筈だったけど……
ソフトを吟味した。
好きなジャンルを決めて物語を書いた。
次はどうする?
そのまま出版だ。
いえーい。
いえいえ、そうはいきませんとも。
いろいろとやることが残っているのですよ。
まだまだまだまだ、やることは山積みですな。
一番大変なのは校正作業。
これは一番気が重くてしんどい作業となります。
誤字脱字のチェックはもちろんですが、読み込んでいく内に文章の不自然さに気づいたり、もっとこうした方がいいんじゃないかと思いついたりすることがあるんですよね。
私は一つの作品につき五回の校正チェックを行いますが、同じ作品を、物語の流れが完全に分かっている作品を五回も読み続けるのはとてもとてもとても辛い作業です。
ですが大事な作業なので手を抜く訳にもいきません。
誤字脱字だらけの作品を世に送り出して、しかもお金まで取るとかあんまりな話ですからね。
それでも誤字脱字が修正しきれないときはありますが、そこはもう、運が悪かったと諦めます。
人間なんですからミスぐらいします。
そしてプロの作品で、しかも紙出版されているものであっても、誤字脱字はごくまれにあるのです。
初版とかは特に。
そんな中で校正専用人員も居ない状態で完璧な仕事をしようなど、無茶もいいところです。
私たちに出来るのは、最大限の努力をすること。
その上でカバーしきれなかった分については、早々に諦めて、そして意識を切り替えること。
そこまでやった上でのミスなら、数も大したことはありませんしね。
落ち込みまくるよりも、意識を切り替えて次の作品に明るく取り組む方がよほど前向きです。
そしてこの校正方法ですが、とりあえず三つあります。
パソコンから直接確認して、修正していくという手段もありますが、これは目が疲れまくるのであまりお勧めは出来ません。
キーボードとの切り離しが可能なタブレットPCなら、手持ちでスライドしながら確認していくという手もありますが、切り離し可能な大きさのタブレットPCって結構重たいんで、手の負担がかなりあると思うんですよね。
少なくとも私は遠慮したいですね。
二つ目はオーソドックスな方法。
プリンターで印刷して、直接ペンで赤字校正していくこと。
昔ながらのやり方ですね。
昔は私もこうしてましたね~。
カラープリンターを買うよりも、校正専用としてブラザーの黒オンリーレーザープリンターを買ってからやってました。
お陰で紙のゴミが増える増える……
用紙代、トナー代、そしてドラムなどの交換パーツ代。
なかなか馬鹿にならない出費となります。
現代ではプリントアウトによる校正もあまりお勧めできません。
主に経済的な理由で。
そしてつい最近まで利用していた三つ目の方法が、kindle fireによる校正作業です。
amazonから発売されているkindle fireタブレットは、ピンからキリまでありますが、低コスパタブレットならば8000円台であります。
電子書籍専用端末としてはなかなか悪くないと思います。
そしてこのfireタブレットを利用すると、プリンターも、紙代も、トナー代もかかりません。
実に経済的です。
fireタブレットの個人設定を行って、専用のメールアドレスをゲットします。
そしてそのアドレスに作成した文書ファイルをmobi形式で送信すると、そのままfireタブレットで閲覧可能になります。
一太郎を使えば簡単にmobiデータに変換出来るので、こういう理由からも一太郎はお勧めですね。
しかも閲覧中に特定部分の長押し&スライドを行うことで、カラーチェックを入れることが出来ます。
これならば紙による校正作業と全く変わらないことが可能になります。
そして現在の私のやり方ですが、スマホを使っています!
現代人でスマホを所持していない人はあまりいないのではないでしょうか。
それぐらいスマホは私たちの生活に浸透しています。
昔はタブレットPCにmobiデータを送信して、kindleアプリを入れても閲覧は出来なかったのですが、最近のスマホで試してみたところ、AndroidOSにkindleアプリを入れて、mobiデータを送信したらバッチリ閲覧出来ました!
縦書きの書式で送っても大丈夫です。
しかも長押し&スライドによる校正機能もバッチリです。
新しい電子書籍端末を買わなくても、Androidならば手持ちのスマホでそれが出来るのは素晴らしいですね。
画面が小さいので、専用端末ほど見やすくはありませんが、それでも軽さと手軽さ、そして新しく買わなくていいというのは素晴らしい利点です。
しかも最近のスマホは素晴らしく高性能で、しかも画質が綺麗なので、見やすさだけなら低コスパタブレットよりも上かも……
最近買い換えたファーウェイのhonor8という機種を使っているのですが、ウルトラ高性能です。
画面も綺麗だし、ダブルレンズスマホということで、写真が凄く綺麗に撮れます。
……と、ちょっと話題がずれましたね。
いかんいかん。
まあそんな感じで、最近のスマホであれば、校正作業の機能を十分に満たしてくれるという体験談でした。
しかもAndroidならば1モバイルを利用することなく、普通に他の電子書籍アプリを導入できるので、いろいろな楽しみ方も出来ますしね。
スマホユーザーは是非とも一度試してみてくださいな。
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投票してくれると嬉しいのであります(*^▽^*)