表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/11

02 どんなお話にする?

 物語を完成させることは一番大事ですが、その前に大事なことを決めなければなりません。

 それはどんな物語にするか、つまりはどんなジャンルを書くかということですね。

 ジャンルに迷う方も多いと思います。

 何を書けばいいのか分からないという人もいると思います。


 大事なことはそこまで多くないんですよ。

 一つ目は好きな物語を書くこと。

 二つ目はその物語を面白いと信じること。

 三つ目は売れるジャンルに流されないこと。


 前回と同じですが、これは持論が当時と変わっていないからこうなります。

 やっぱり書くなら自分が好きな物語でないと、モチベーションが上がりませんよね。

 執筆する上でモチベーションは大事ですよ。

 このモチベーションを維持しないと最後まで書けませんからね。

 まあ、プロの方には好き嫌いではなく、売れる売れないで判断して書いていて、しかも大ヒットさせている天才もいるようですが、そういう人達と、凡才である私たちは別世界の住人なので、あまり参考にしない方がいいです。

 好きでも無い物語を面白く書く。

 個人的にはこんなことが出来る才能は化け物だと思っています。

 まあ本当のプロとも言えますが。

 ただ、そういう人は思い入れや個人的感情に流されることなく、計算高く物語を面白く進める事が出来るので、作品のクオリティはとんでもなく高くなるんですけどね。

 でもまあ、凡才には縁の無い話です。

 凡才である私たちが何をするべきか。

 楽しんで書くことです。

 自分が楽しめれば、他人も楽しめるかもしれません。

 少なくとも自分が楽しくないと、きっと他人も楽しくありません。

 自分がちっとも楽しくないのに他人が楽しめる物語を書けてしまうキワモノさんは、その方向性でどんどんチャレンジしていくのも一つの選択肢ですが、それは流石にドM精神が旺盛すぎるというものでしょう。

 個人で電子書籍小説を出す以上、その大半は好きでやっている人でしょう。

 ならば『趣味』である以上は楽しむべきなのです。

 利益を考えるのはその次です。

 プロの作家さんの中には利益の出るものを書かされ続けて、自分はちっとも楽しくないのに書かされ続けて、潰された人もいると聞いたことがあります。

 好きなことを始めた筈なのに、そんな終わり方はあまりにも虚しいですよね。

 仮にプロになれたとしても、そういう方針の出版社や編集さんと組まされた時はちょっと考えた方がいいかもしれません。

 まあ今のところは無縁ですが。


 好きなことを書くなら、自分の知っている好きなこと、現実の生活に即した趣味などを題材とするのもいいかもしれません。

 野球が好きなら野球小説とか。

 料理が好きなら一流の料理人を目指す新米料理人の物語とか。

 異世界に転移して日本の料理でみんなをとろけさせる、なんていうジャンルもありますね~。

 まあ異世界トリップ、俺TUEEEE、チート三昧は正直もうお腹いっぱいですが。

 なろうでは飽和状態ですよね~。

 勇者ネタも魔王ネタも出尽くした感があります。

 そういうのをなろうではなく、個人出版の電子書籍で出してしまうと、なろうで読めばタダだしとか思われちゃうかもしれませんが、どうしてもそれが書きたいというのなら、チャレンジするのもまあアリです。

 本当に好きで、なおかつ楽しんで書いたものなら、ありがちなものでも誰かが面白いと思ってくれて売れる可能性もありますからね。

 逆に異世界チートが好きなのに、ありがちだから書けない……違うジャンルにしなければ……でも思いつけない……とか苦悩している人はあまり無理をしないように。

 そんな辛い中で思いついた物語が面白くなる可能性は、多分低いですし。

 素直に好きなジャンルを書きましょう。

 ただし、異世界チートが人気ジャンルだからという理由だけで、好きでも無いのにそれに決めちゃうようなことは止めた方がいいですね。

 大外れを出す可能性が大です。

 ありがちな上に自分も楽しんでいない。

 そんな状態で書いた物語が面白くなるとは、あまり思えません。


 こんな感じで好きなジャンルを書いてみればいいと思いますよ。

 ちなみに私は恋愛ジャンルは苦手です。

 書けません。

 物語の要素として恋愛を入れるのは好きですが、恋愛だけメインのシュガー三昧な物語は無理無理です。

 そこまで砂糖三昧な脳みそは持っていません。

 だから恋愛メインには手を付けません。

 現在いるかネットブックスさんからも出させてもらっていますが、あそこはBLジャンルが人気っぽいけど、とてもとても手は出せません。

 BLジャンルが面白く書ける自信なんて無いですし。

 っていうかネタ自体がまったく思い浮かびません。

 これは別にBLなんて……とか思ってる訳じゃないですよ。

 単に好みの問題です。

 BLが売れてる出版社でも、ファンタジーやごく普通のライトノベルで乗り切って見せるぜっ!

 というのが私なりの意気込みですね。


 とにかく楽しむ事。

 そして自分の才能を信じてみてください。

 自分が面白いと信じる物語でなければ、人様に読んで貰う資格はありません。

 っていうか自分が駄作と見下している作品を人様に読んで貰うなんて失礼極まりないですしね。

 ナルシストだと言われても、自分を信じてみましょう。

 自分を信じれば、少なくとも前向きに執筆できますから、きっといい方向に流れていくと思うんですよ。

 でも才能を信じるだけじゃなくて、勉強もしてくださいね~。

 文章の書き方に自信がない人はその手のサイトで勉強するのも良し。

 そうでない人も、いろいろな作家さんの作品を読み続けることで、知識は増えますし、感性も広がりますし、刺激も受けます。

 そうやって努力を続けて完成させた作品なら、胸を張って世に送り出せますしね。

 結果はその後についてくるものですが。


アルファポリスエッセイ・ブログ大賞に参加中ですにゃ。

投票してくれると嬉しいのであります(*^▽^*)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ