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タロット占い師は神様に殺され異世界転生  作者: マロンさん
第2章
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第82話 実戦調査

今回も一日遅れになってしまい申し訳御座いません。次回は間に合うように投稿できるように頑張ります。

それでは本編をどうぞ。

「……此処は…何処だ?…」


目の前に突如現れた奴が地面に叩きつけたガラス玉から放たれた光に包まれた俺はいつの間にか先程までいたギルドからは別の場所、『初心の森』とは別の森の中にいた。


「フールー!シルフィアー!ハングー!ルビー!アポロー!ツクヨミー!ラッキー!みんな何処だー‼︎」


俺はフール達が側にいないことに気づき、直ぐに大声でフール達の名前を呼んだ。しかし、返事が返ってくることは無かった。

今度は『気配察知』を使い辺りを探るがこれでもフール達の反応は無く。『念話』を使おうとするも、頭の中でノイズが走り使い物にならなかった。

そして、目の前に現れた黒いローブを着た何者かの姿も気配もなかった。


『この場には今、私と貴方しかいませんよ』


突然、女性であろう声が何重にも重なって聞こえてきた。


「⁈…誰だ⁉︎。何処にいる⁉︎」


驚きながらも辺りを俺の目と『気配察知』を使い声の主を捜すが見つけることも、察知することもできなかった。


『『気配察知』を使っても無駄ですよ。それから『念話』を使い仲間に助けを求めることもできませんのでご了承下さい』


「⁈」


(なんで『気配察知』と『念話』を使えることがバレているんだ⁈)


俺の所有するスキルの二つを姿の見えない声の主にバレていることに動揺してしまう。


『ふふふ、私達があの街(・・・)に攻撃を仕掛けた際に『レイジ』と言う名の大変素晴らしい調査対象を見つけた時はとても心踊らされました』


「⁈…。あんたかよ!『アルバス』にゴブリン軍団を攻めさせた元凶は‼︎」


その言葉を聞いた瞬間、戦闘中に『気配察知』に反応し、怪しかったから捕まえようとしたものの逃げられてしまったあの時のことを思い出した。


『はいそうです。私は貴方に捕まりそうになった者の一人です』


「そんなあんたが俺に何の用でしょうか?」


姿を見せない人物に対して内心でイライラしながらも慌てずに質問する。


『私はあの街の戦力がどのくらいかを調べる為にゴブリン軍団に街を攻めさせました』


俺は辺りを警戒したまま話に耳を傾ける。


『実を申しますと私はあの街を攻めさせる一ヶ月程前から街の全戦力を調べていました』


如何やら少なくとも一ヶ月前から『アルバス』に攻め込む為の準備をしていたらしい。


『凄いですよね『アルバス』という街は、『緑玉の魔術師』の異名を持つ元Sランク冒険者であり、今は冒険者ギルドのギルドマスターであるエネドラを筆頭にAランク冒険者『金色斧のロイド』。それから警備兵団長のジグト。その他にも………』


この後、調べ上げた『アルバス』の全戦力を披露し始めた。


(ギルドマスターって元Sランク冒険者だったのかー、どうりで身にまとっているオーラが違うわけだ)


ギルドマスターであるエネドラさんが元Sランク冒険者だった事実を知った俺は少し驚いたもののすぐに納得した。


『……っとこれらが私が一ヶ月掛けて調べ上げた時点での『アルバス』の全戦力でした。それを基にゴブリン軍団を構成し、『アルバス』に攻めさせ、全戦力の三割を潰すつもりでした。まあ、欲を言えばそのまま『アルバス』を攻め落とせたらとも考えていました』


数分経ってからようやく調査報告が終わり、相手側の企みが見えてきた。

相手側は如何やら『アルバス』を攻めてきた時点ではただの戦力調査の一環だったらしく、もし攻め落とせたのなら儲けものと考えていたらしい。


(だからと言って、攻められたコッチ側にとっては凄く迷惑な話だけどな)


そう思いながら、姿を見せない相手を探すも一向に見つからない。


『しかし、貴方と言う規格外の存在が私の計画を完膚なきまでに叩き潰したのです!』


もし目の前に声の主がいたのなら、此方に指をビシっとさしてきそうな勢いで言われ、その後も話が続く。


『そもそも何なのですか貴方は⁉︎人間なのに四大元素魔法の全ての属性魔法を取得しておりタダでさえ化け物なのにあの一つの技能に特化した使い魔を貴方は何体使役しているのですか⁉︎』


(見ず知らずの相手に化け物って言われてる俺って…)


今度は少し落ち込む自分。


『そんな、失態を犯した私に彼の方様はチャンスを与えてくれたのです』


「彼の方様?」


『はい。今は誰とは申せませんので『彼の方様』とお呼びいたします』


如何やら主犯格が別にいるらしい。


『『期日までにその者の素性を調べ上げよ』それが彼の方様から頂いたチャンスであり、その日から私は『アルバス』に潜伏し、ギルドで保管している貴方の情報や酒場などで酔った冒険者達の会話から聴きだした貴方の評判、また貴方を良く思わない冒険者達をそそのかし貴方と戦闘させて戦闘能力を測ったりと今日までに沢山の情報が集まりました』


「つまりあんたが『狼の牙』達やナーグとかに俺と戦わせるように仕組んだのかよ?」


『そうなりますね』


質問に対して即答で答えられた。


(通りで絡んで来る奴らが多い筈だ)


日々、如何してこんなにもテンプレ的な展開が起こるのかが不思議で自分は本当に呪われているのかと思っていたが、如何やら仕組まれていたものらしく、段々と殺気が湧いてきた。


『しかし、今のところ貴方の戦闘能力に関しまして余り収穫がありません』


不意に相手はそう言ってきた。


『最初の十数人で貴方と戦わせた時は殆どが戦意を喪失しており、貴方は流れ作業で殺っていったのでめぼしい情報は得られず、魔剣使いの彼と戦わせた時も直ぐに終わってしまったり。先程は貴方の店を襲わせましたが、貴方のパーティーメンバーや使い魔達に一瞬で一掃され貴方の戦闘能力を測ることすらできませんでした。しかし、本日中には彼の方様に報告しなくてわなりません』


「つまりこれからあんたが直接俺の戦闘能力を調査するってことか」


この場所に連れてこられた理由を知った自分は直ぐに両手を広げ。


「『タロットマジック』小アルカナ、(ソード)(ロット)


異空間から『風の剣』と『火の杖』を取り出してから構え、『アイテムボックス(極)』から防具を装備した状態で取り出す。


『私は貴方とは戦いませんよ』


「?…如何いうことだよ?あんたは俺の戦闘能力を調査したいから俺を此処に連れて来たんだろう?」


相手側の矛盾な発言に頭がこんがらがる。


『私の代わりにこの方が貴方の相手になります』


相手がそう言い終えた次の瞬間、さっきまでは『気配察知』に反応がなかったところから突如反応があり、その反応があった場所が俺の真後ろだった。

俺は慌てて後ろを振り向くと。


「死ね‼︎」


声とともに目の前で剣が真上から振り下ろされる。

俺は直ぐにバックステップを踏み、ギリギリのところで攻撃を躱し、そのまま十メートル程のところまで下がってから攻撃を仕掛けてきた奴の姿を見た。


「⁈」


しかし、その相手を見た俺は言葉を失った。何故なら。


「罪人…殺す。悪事…暴く」


ドス黒いオーラと強い殺気を放ちながら片言の単語で話すナーグが俺の目の前に立っていた。

次回から戦闘に入ります。

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