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タロット占い師は神様に殺され異世界転生  作者: マロンさん
第2章
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第66話 ステータスとは…

昨日から時間に余裕があり、また調子が良かったために全部で三話投稿しましたが明日からはまた2.3日に1回のペースの投稿に戻ります。

では、本編をどうぞ。

「それでは野生の『レッドピッグ』5体以上の討伐頑張ってきてくださいね」


翌朝の6時に目を覚ましてからフールの目覚めのキスと触発されてかシルフィアからも目覚めのキスをされてから起きた後、そのまま着替えて装備を付けてから朝食を済ませ、ギルドに向かい、『レッドピッグ』討伐依頼を申請したところであった。

今回の依頼申請の受理を行ってくれたのはミレアさんであって、マリーさんは今日の昼からが仕事らしい。


「ありがとうございますミレアさん。『レッドピッグ』1体の討伐証明部位は右耳ですよね?」


討伐証明部位が右耳であるのは冒険者が討伐数を誤魔化すのを防ぐためらしい。


「はい討伐証明部位は右耳ですが、野生の『レッドピッグ』は飼育されている『レッドピッグ』よりもお肉が大変美味しく重宝されるためにギルド系列の魔獣食材専門店で売却すると通常より高く値がつきますのでそちらの方もお忘れなく」


ミレアさんが言うように野生の『レッドピッグ』は飼育されている『レッドピッグ』より脂がのっており身が引き締まっているためにより美味しいため通常の『レッドピッグ』より高く売れるのだ。

因みに野生と飼育の見分け方は牙が生えていて凶暴か、牙が生えておらず温厚かであるからしい。

なんで同じ種の魔獣である『レッドピッグ』なのに違いがあるのかと言うと数十年前までは『レッドピッグ』は食用として飼育されていただけの唯の家畜だったのだが、ある農場が魔獣達に襲われた時、その騒動に乗じて農場から逃げ出した『レッドピッグ』達が野生化すると同時に物凄いスピードで凶暴化して今に至るらしい。

急激の変化には近くのダンジョンから漏れた魔力を吸収した植物を食べ魔力を身体に取り込んだからや、他の魔獣と交尾したために凶暴な子孫を残してしまったなどと色々な仮説が立てられているが解明には至ってないらしい。

まあ、今では美味しい食肉として活躍してくれている野生の『レッドピッグ』には感謝の気持ちを込めながら討伐に取り組みますか。


「わかりましたミレアさん。それでは行ってきます」


「行ってきますミレアさん」


「行ってきます」


「気をつけて行ってらっしゃいませ」


俺達はミレアさんに見送られながらギルドを後にして、南門に向かう途中に肉以外の食材を買っていたのだが


「お、もしかして魔獣軍団から街を守ってくれた新米冒険者だろ?ニグリスから聞いてるぞ!街を守ってくれたお礼だ安くしてやるから沢山買っていきな」


そこの八百屋のおじさんはニグリスさんと古い仲らしく、ゴブリン軍団討伐に俺とフールが参加していたことをニグリスさんから聞いて知っていたらしく、サービスとして本来なら大銅貨8枚(800ナグル)するはずの大量の新鮮な野菜を大銅貨5枚(500ナグル)で譲ってもらえ。


「あんたもしかしてボグレスさんをゴロツキ達から守ってくれた冒険者だろ?ボグレスさんのところには毎度お世話になってるから私からも礼をさせてくれ」


夫婦でパン屋を切り盛りしているところではどうやら、ボグレスさんが取り仕切っている奴隷商が昔からの常連らしく、ボグレスさんを守ってくれたお礼にと気前のいい奥さんから焼きたての白パン三十人分(一個:銅貨1枚(10ナグル)を一人3個)で会計が大銅貨9枚(900ナグル)を大銅貨3枚で譲ってもらえた。


(本当にいい街だよなここは)


人の繋がりがあってからこそ成り立っているこの街『アルバス』は本当にいい街であり、ずっとこの街に住むと決めた瞬間であった。


そう今の環境に心から感謝しながらフールとシルフィアの三人で南門に向かった。


〜〜〜


南門に着くとそこには『アルバス』の警備兵団長のジグトさんが他の警備兵数名で門番をしていた。


「お久しぶりですジグトさん」


ギルドカードを確認してもらう際にジグトさんに声を掛けると


「おーレイジにフールじゃないか!久し振りだな‼︎ガッハッハッハッハー‼︎」


<バシバシバシ……>


(痛い!痛い!痛い!……)


元気な挨拶を返されながらガントレットをつけた手で背中をバシバシ叩かれ、結構痛く涙目になってしまった。


(防具着てて痛いってどんだけ強く叩いてるんだジグトさんは…)


俺はスキルを使ってジグトさんのステータスをチェックしてみた。


____________________

ジグト(42)♂人間族

レベル:56

職業:警備兵(戦士)

筋力:500(1400)

体力:563(1263)

耐性:452(1352)

敏捷:405(1052)

魔力:150(300)

魔耐:290(440)

運 :90(240)

称号

街を護りし者、人間を愛す者、人間に愛されし者、警備兵団長

スキル

剣術、筋力・耐性強化:5

特有スキル

ステータスチェック(自、仲)、不屈の精神(大)、火事場の馬鹿力

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


(うん、痛いはずだよこれは)


筋力が四桁を越えしているので痛いのは当たり前だ。

その他にも体力、耐性、敏捷も四桁を越えており、流石は警備兵団長であり、その他にも知らないスキルや称号があった。


ースキルー

筋力・耐性強化:5

筋力と耐性を100アップする。


ー特有スキルー

ステータスチェック(自、仲)

自身とお互いに仲間として認め合った者のステータスをチェックすることができるスキル


不屈の精神(大)

粗方の困難にも屈せず意思を貫き通せる精神を持った者に与えられるスキル

(屈せる時もたまにあり)


火事場の馬鹿力

残り体力が一割を下回った時に強制的に発動し、一時的に筋力を1000アップさせるスキル

(スキル使用後は限界を超えた力を発揮したために最低でも一週間は意識を取り戻せない)



(何だかジグトさんらしいスキルだな)


俺はそう思いながらもスキルをチェックした後、すごく気になっていた称号欄を確認した。


ー称号ー

街を護りし者

10年以上街を護り続ける者に与えられる称号

(筋力・体力・耐性がそれぞれ50アップ)


人間を愛す者

人間を愛し、何があっても愛した者を支えようと努力する者に贈られる称号。

(各ステータスを100アップ)


人間を愛されし者

人間の心を掴んだ者に贈られる称号。

(人間から愛されたことにより各ステータスを50アップ。更に筋力・耐性を100アップ)


警備兵団長

街の警備兵のトップに上り詰めた者に贈られる称号

(筋力・体力・耐性・敏捷が500アップ)



称号も凄いけど、一番気になるのはやっぱり……


「あのジグトさん。もしかして奥さんとかいますか?」


ストレートにジグトさんに尋ねてみると、


「なんで坊主が知ってんだ?…まさか坊主!『ステータスチェック』持ちか⁈」


「え?そうですけど⁇」


「馬鹿野郎‼︎」


<ゴツン>


「イッテーーー‼︎」


俺がジグトさんの質問に正直に答えるとゲンコツを喰らい、あまりの痛さに膝をついてしまった。


「礼治様‼︎」


「大丈夫ですかレイジ様‼︎」



二人は慌ててしゃがみ込み、心配してくれた。


「イキナリ礼治様に何をするんですか‼︎」


「レイジ様に手を出す人は誰であろうと許しませんよ‼︎」


二人はジグトさんを凄い殺気を放ちながら睨みつけた。

二人の殺気は凄まじく警備兵さん達が後退りするほどであり、またシルフィアは殺気の他にも『ガルルル』と威嚇をしており今までのシルフィアとは別人になってしまったと錯覚するほどであった。


「坊主が世間知らずだったから俺は坊主の頭を殴ったんだよ‼︎」


それに対してジグトさんは『不屈の精神(大)』のお陰か二人の殺気に動じずに自身の意見を述べた。


「世間知らずですか?」


痛みが少し引いた俺は頭を押さえながらもジグトさんの放った言葉に疑問符をつけた。


「いいか坊主。確かに『ステータスチェック』は相手のステータスを確認することができるスキルであり、敵との戦いでは有利になるスキルだ」


ジグトさんは未だに膝をついた状態の俺を見下ろしながら話し始めた。


「だがな逆を考えてみろ!ステータスっていうのは強いて言えば命をかけて戦う俺たち警備兵やお前ら冒険者にとっての商売道具でありまた、命そのものなんだぞ!」


「命ですか?」


「そうだ命だ!ステータスってのはそれだけバレたら悪用され命を落としかねないほどの代物だ!それをお前は勝手に見たんだぞ!その情報がもし漏れたとしたらどうなるかぐらい考えろ‼︎」


「‼︎‼︎‼︎」


ジグトさんのその言葉で自分自身の行いが下手したら誰かの命に関わるかもしれないということに初めて気づかされた。


「どうやらやっと自身の行いがどれほどの問題行動か理解したようだな」


「本当にスミマセンでした‼︎」


ジグトさんの言葉で我に返った俺は慌てて土下座をして謝った。


「‼︎‼︎おい馬鹿野郎‼︎こんなところで土下座すんな‼︎いいからさっさと立て‼︎」


ジグトさんは土下座する俺に声を掛ける。


「すいません‼︎」


俺はまた謝りながらその場に立ち上がる。


「ったく。今回はゲンコツ一回で許してやるが今度からは敵以外には許可がない限りはステータスを覗くんじゃねえぞ。それから今までに見たステータスは死んでもバラすんじゃねえぞ」


「本当にすみませんでした!」


ジグトさんにもう一度頭を下げて謝った。


「だからもういいって言ってんだろうが!さっさと身分証を確認させろ」


そう言われたので慌てて、俺は自分のとシルフィアのギルドカードを、フールはフール自身のギルドカードをジグトさんに渡して確認してもらった後に返されたギルドカードをなおした。

その際に俺にゲンコツを喰らわせたジグトさんに殺気を放つフールとシルフィアを抑えるのに苦労したが最終的に二人の頭を撫でることでやっと落ち着いてくれた。

この時にジグトさんの奥さんについて聞きそびれていたがそのうち会えるだろうと思い、そのまま三人で『初心の森』へと向かって歩き始めた。


P.S.

ゲンコツを喰らった時にできたタンコブは『水の聖杯』の『水回復(アクアヒール)』で治しました。

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