第64話 準備の準備 (2)
〜祝20万アクセス突破〜
先日に20万アクセスを突破しました。
読者の皆様には毎度のことながら私の書く小説を読んでいただけで感謝の気持ちで一杯です。これからも目標の50万アクセス突破に向けて頑張りますので応援よろしくお願い致します。
では、本編をどうぞ。
「それでは礼治様の伝言をお伝えします」
異空間に戻ってきて、礼治様の近況報告を大アルカナの皆さんに報告した後、続けて礼治様から任されていて伝言を伝えます。
「先程の近況報告の際に礼治様の念願であるタロット占いで多くの人々を占うことができる場所が決まったっと報告しましたが、場所が決まっただけであってその他の準備は出来ていません。ここまではよろしいですか?」
「準備が出来てないってことは言い換えればこれから準備を進めるってことか?」
「はい、サタンの言う通りです。正確に言うと明日からそのための準備に入りますので、今から礼治様が立てられた明日のスケジュールに沿って各自の役割をお伝えします」
私が皆さんに確認をするとサタンが私の言いたいことを理解し聞き返してきたので肯定して後に明日からのスケジュールの確認を兼ねた役割分担を礼治様からのメモ書きに書かれている順番に沿って始めました。
「まず明日の朝はギルドでFランクである野生『レッドピッグ』の討伐依頼を受けた後に街で肉以外の食料を調達し、それから『初心の森』に向かい、その森の奥に行くと開けた場所まで行きます」
ここで話を一旦区切りメモ書きから皆さんの方に目を向けると『それでそれで?』や『何をすればいいの?』といった個人差はありますが礼治様から与えられている役割を早く知りたいというオーラを身体全体から放っていました。
(まあ、私も同じ立場だったら皆さんと同じようなオーラを放っていましたね)
そう思いながら、またメモ書きに目を向けてから説明を再開しました。
「開けた場所に到着後、礼治様が準備の手助けだけではなく、大アルカナ全員と会いたいという理由で皆さんを呼び出し、それから準備に取り掛かります」
そこまで伝え終えたので次にそれぞれの役割を伝えようとした時
「やったーーー!明日レイジ兄さんに初めて会える!」
突然の大きな声に驚き、声のした方を見るとそこにいたのは7歳ぐらいでトガと言う礼治様が元々住んでいた世界の古代ローマ人が着ていた白の服にサンダルを履いた赤に近いオレンジ色の髪と黄色の瞳の男の子が両手を高く上げ、身体全体を使い喜びを表していた。
「僕なんかがレイジ兄さんの役に立てるのかな…」
元気で活発そうな彼の隣では、こちらも歳が7歳ぐらいで黒みがかかった青色の髪と瞳で黒の甚平を着て下駄を履いた少年がネガティヴ思考なことを言っており、二人を並べて見た場合にその差が歴然としていました。
「ちょっとアポロ!フール姉さんがまだ話している途中なんだよ。それからツクヨミもそんな暗い気持ちはダメだよ、もっとハッピーな気持ちにならないと!」
明るい男の子をアポロと呼び注意して、暗い男の子をツクヨミと呼び励ましたのは、アポロとツクヨミと呼ばれた男の子と同い年であり、星の飾りのついた髪留めでツインテールにまとめた金髪で瞳は綺麗な銀色をしており、星柄のついた黒のワンピースを着た少女が幸せそうな笑顔が似合う少女でした。
「なんだよラッキ?お前だってレイジ兄さんに会えるのは嬉しいだろう?」
アポロは少女にそう尋ね。
「だって僕あんまり取り柄はないんだよ?そんなんじゃあどうやってもレイジ兄さんに迷惑をかけちゃうかもしれないんだよ」
ツクヨミはまたネガティヴ思考な発言をしてラッキという名の少女の方を向きました。
「アポロの言う通り私もレイジ兄さんに会えるのはと〜ってもハッピーだよ。でも、今焦ったとしても明日は早く来ないんだから今は気持ちを抑えてフール姉さんの話を聞いとく時だよ」
ラッキはアポロには自身の気持ちを伝え。しかし、今は静かに報告を聞くことが大切と言った後で今度はツクヨミの方を向いて
「ツクヨミだって私たちには無い力を持ってるんだよ。それに自信を持たなきゃハッピーが逃げちゃうよ。それに一人じゃできないことは誰かに頼れば良いんだよ。だからさっきも言ったけど暗い気持ちをハッピーな気持ちに変えていかなきゃダメだよ」
ツクヨミには自分に自信を持つことが大切であると言い聞かせた。
「それもそうだな、この喜びの気持ちは明日、レイジ兄さんに会った時までとっておかなきゃな」
「ラッキの言う通りだよね。僕も少しは自信を持って明日レイジ兄さんの手伝いを頑張ってみるよ」
ラッキから言われたことに対してアポロもツクヨミも各々で気持ちを切り替え明日に向けて頑張ろうと決意していました。
「三人とも話は終わりましたか?」
今まで三人の会話が終わるまで待っていた私は三人に声をかけました。
「あっ!フール姉さん話の途中だったのに勝手に喋ってごめんなさい」
「僕も話の腰を折ってごめんなさい。今度は最後までおとなしくして話を聞くから」
「ハッピーな話の途中だったのに邪魔してごめんなさい」
「三人ともちゃんと反省しているなら、もう頭を上げて良いですよ。でも、今度はちゃんと最後まで話を聞いていてくださいね」
「「「はーい‼︎」」」
三人はそれぞれで頭を下げて謝ったので、私は怒らずに三人ともに注意をすると元気な声で返事を返してくれました。
「それではそれぞれの役割をお伝えしていきますね」
それから私は大アルカナ達全員に礼治様から与えられた役割を時間になるまでに伝え終わり礼治様のところへ戻って行きました。
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アポロ:大アルカナNO.19『サン』
正位置の意味:成功、幸福、満足、誕生、祝福、約束された将来
逆位置の意味:不安、悲観、不満、不調、衰退、堕胎・未完成
ツクヨミ:大アルカナNO.18『ムーン』
正位置の意味:迷い、不安定、幻惑、現実逃避、裏切り、三角関係
逆位置の意味:軽微なミス、過去が蒸し返される、徐々に好転、見えて来る
ラッキ:大アルカナNO.17『スター』
正位置の意味:希望、ひらめき、出会い、未来、願いが叶う。
逆位置の意味:失望、無気力、高望み、破れる、現実的でない考え




