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タロット占い師は神様に殺され異世界転生  作者: マロンさん
第2章
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第62話 場所決め

今回は短めです

「こちらが今回の依頼報酬の大銅貨5枚の500ナグルになります」


現在の時刻は夕方の5時を過ぎた頃、俺を含め、フールとシルフィアの三人はギルドの受付カウンターで受付嬢のマリーさんに『スライム』の討伐証明部位である核を5つを提出した後に依頼報酬を受け取ったところである。

それにしても俺達の対応を毎回マリーさんがしてくれているのは偶然なのだろうか?

その時の俺はこれが必然的なこととは知る由もなかった。


「皆様大変お疲れ様でした。特にシルフィアさんは初めての依頼は大丈夫でしたか?」


マリーさんは初めて依頼を受けたシルフィアのことを心配していてくれたらしく、そう声をかけてくれた。


「気遣っていただきありがとうございますマリーさん。確かに最初は緊張していましたがレイジ様のお役に立つことが出来ました」


マリーさんが尋ねたことに対してシルフィアは元気にそう応えた。

多分、役に立てたことが嬉しかったんだと思う。


「それは良かったですね。…っあ、そう言えばレイジ様にお伝えしないといけないことがありました」


シルフィアの返答にマリーさんは笑顔で頷いてから、今まで忘れていた何かを突然思い出したらしく、視線を俺に向けてきた。


「伝えたいことですか?」


「ハイ、実は先日のゴブリン軍団討伐の際にレイジ様の報酬としてギルド内で一部の場所を自由に使える許可が出されていましたよね。それで幾つかの場所の候補が決まりました」


「それは本当ですか⁉︎」


「ニャニャニャ‼︎レレレ、レイジ様‼︎‼︎/////」


マリーさんの報告に自分は自身の夢へまた一歩近づけた嬉しさのあまり我を忘れマリーさんの手を握ってしまった。


「スミマセンでした‼︎‼︎」


それに気づいた俺は慌てて謝り手を離した。


「いえいえいえ‼︎だだだ大丈夫ですニャ‼︎///〔寧ろありがとうございますニャ‼︎〕」


マリーさんは顔を真っ赤に染めて垂れた耳をピンと立たせて尻尾を振って俯いた時に最後の方に何かを言っていたが聞き取ることができなかった。


「何か言いましたか?」


なんとなく尋ねてみると


「なななななんでもありませんニャ‼︎‼︎‼︎」


それに対してマリーさんは真っ赤に染まった顔を勢いよく上げ、全力で否定したので俺の聞き間違いだったのだろう。


「そそそそれよりもこちらが場所の候補になりますニャ‼︎」


マリーさんは慌てながら紙束を渡してきたのでそれを受け取り一つ一つ書かれている場所を確認してみた。

____________________

・ギルド食堂の隅

・受付カウンターすぐ側の空きスペース

・ギルド二階の今は使われていない空き部屋

・ギルド三階の会議室(余り使われていない)

etc……

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

色々と場所の候補があり、俺はその中から『ギルド食堂の隅』か『受付カウンターすぐ側の空きスペース』の二つまでに絞り込み、悩んでいると


「礼治様、どんな場所が候補にありましたか?」


俺の左からフールが尋ねながら場所の候補が書かれた紙を自分越しに見てきた。


「今は『ギルド食堂の隅』か『受付カウンターすぐ側の空きスペース』の二つで迷ってるんだけどフールだったらどっちを選ぶ?」


どちらかに悩んでいたのでフールにも意見を聞いてみることにした。


「そうですね〜……『受付カウンターすぐ側の空きスペース』っと言ったらそこですよね?」


フールは尋ねられたことに対してしばらく考え込んだ後に一つの候補である『受付カウンターすぐ側の空きスペース』に目線を向けたので俺もそちらに目線を向けた。

その場所は俺達から見て受付カウンターの左側にあり、広さはわりかし広めな場所だった。


「あの場所って冒険者が依頼の申請や報酬を受け取る時とかで邪魔になったりしませんか?」


その場所を確認していてふと思ったので目線をマリーさんに向け直してから確認してみると


「確かにピーク時は冒険者の方々が多くこちらに並びますが、わざわざあの場所を経由して並びませんので大丈夫ですよ」


マリーさんはやっと落ち着きを取り戻したらしく、いつも通りの対応で返答してくれた。


「でしたら礼治様。私はそこが良いと思います」


「理由を聞いていいかな?」


フールはマリーさんの返答を聞いてから『受付カウンターすぐ側の空きスペース』を勧めてきたので理由を尋ねてみた。


「私があの場所が良いと判断した理由はもし仮に礼治様が一日中占いをするためにその場所を陣取ったとしてもギルド側の経営上には迷惑がかからないと判断したからです」


『ギルド食堂の隅』だと食事の時間帯は混雑するためにどうしてもその時間帯は邪魔になってしまい、その場所を陣取ることができないのに対して、『受付カウンターすぐ側の空きスペース』だと邪魔にならないため仮にも一日中そこで占いをしてたとしても迷惑がかからないため、そこを選んだということらしい。


「成る程ね〜。それじゃあそこにしようかな。と言うわけでマリーさん今度からそこを使わせてもらいますね」


俺はフールの意見を尊重して『受付カウンターすぐ側の空きスペース』の方を選びマリーさんにそのことを伝えた。


「承りました。レイジ様には後日までにその場所を自由に使えるようこちらで申請をして、申請が済み次第また声をおかけしますね」


「ありがとうございますマリーさん。それでは俺達はそろそろ失礼しますね」


「失礼しますマリーさん」


「お仕事頑張ってくださいねマリーさん。失礼します」


どうやら後のことはマリーさんが俺の代わりにしてくれるらしく、自分は礼を言い、その後はフールとシルフィアの順番に挨拶をする。


「はいレイジ様、フール様、シルフィアさん。お疲れ様でした<ニコ>」


マリーさんの笑顔をに見送られながら俺達はギルドを後にした。

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