表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
タロット占い師は神様に殺され異世界転生  作者: マロンさん
第2章
48/162

第43話 冒険者について

第2章に入ります。

第1章と同じかそれ以上の作品にできるよう頑張りますのでよろしくお願いします。

では本編をどうぞ。



ゴブリン軍団討伐戦から一夜明けてから朝の6時、いつも通り俺は鐘の音で目を覚まし寝返りを打つと隣では昨日と同じくフールが先に起きており目覚めのキスをしてきた。しかし、今日のは昨日とは違いフールは俺の頭を両手でガッチリとホールドした後、時間が長くまた舌を入れてくるエロく激しいディープキスをしてきた。


「プハァア。おはようございます礼治様♡」


ようやく満足したのか20秒程経ってからフールは頭を抑えていた両手を離してから唇を離して満足した顔で朝の挨拶をしてきた。


「おはようフール。なんか朝から激し過ぎるキスだったな」


「私は礼治様のことが世界で一番大好きであるからこそですよ。まあ欲を言えばあと一時間はキスをしていたかったのですが」


俺はフールに挨拶を返したあとでキスについての感想を述べた。それに対してフールは当たり前のようにそう答えた。


(フールはいつも通りだな。いや、日に日に激しくなってるような気がするのは気のせいか?)


俺はフールの日々の変化(性欲増加傾向)に薄々気づき始めていた。


俺達はベットから起き上がりいつも通りに身体とシーツを『クリーン』で綺麗にしてから服を着替えて部屋を出た。


一階に降りると、受付の所に珍しくラルファさんの姿がなく俺とフールは疑問に思ったが食堂に入るとラルファさんとミネットさんの姿がそこにあり、また見覚えのない男性と立ち話をしていた。


「あっ。おはようございます。レイジさん、フールさん」


俺達に気がついたラルファさんが挨拶をしてきてくれた。


「おはようございます。ラルファさん、ミネットさん」


「おはようございます。あのすみませんがそちらの男性はどちら様ですか?」


ラルファさんとミネットさんに挨拶をした後にフールも挨拶を返してから男性のことを聞いてくれた。


「二人ともおはようさん。そういえば二人にはまだ紹介していなかったねえ。この人は私の夫でこの宿屋の主人のカラードだよ」


「あと私のお父さんです」


ミネットさんが挨拶を返したあとで男性が『夕暮れの日差し亭』の店主であり、ミネットさんの夫であることを教えてくれた。またラルファさんも付け加えで父親だと紹介してくれた。


「っよ。俺がこの宿屋の主人であるカラードだ。よろしくな。それにしてもあんたら二人がうちの宿屋に泊まってくれている新米冒険者で、しかも昨日の討伐戦に参加した勇敢な冒険者さんか」


カラードさんは名前を名乗った後で俺達を見比べていた。


「初めましてカラードさん。俺は礼治といいます。よろしくお願いします」


「私はフールと申します。礼治様共々よろしくお願いします」


俺達二人もカラードさんに挨拶を返した。


「ほう。二人が言ってたように冒険者なのにやけに礼儀正しいな」


「ほらあんた、自己紹介が済んだならさっさと仕事に行きな。今日は週に一度の『新鮮市』だろう。さっさと急ぎな」


ミネットさんはカラードさんの背中を叩き何かを急かした。


「いっけねえ!忘れるとこだった。そんじゃあお二人さん仕事頑張れよ」


カラードさんはそのまま急いで食堂から出ていった。


俺はフール達とカラードさんを見送った後ミネットさんの方を向いた。


「あの、すみませんミネットさん。『新鮮市』って何ですか?」


「ああ、そういえば二人はまだこの街に来てまだ一週間も経っていなかったね。『新鮮市』っていうのは週に一度この街の中央広場で開かれるもので新鮮な食材や珍しい食材が売られているんだよ」


ミネットさん曰く市場のようなものらしく、毎週の火曜に開かれるらしい。


因みにこの世界は月は1月から12月と表し、日は1日から30日であり、曜日は順番に『風、火、水、土、無、闇、光』となるらしい。


そして今日は4月18日水曜日となる。つまり俺が異世界に訪れた日は5日前の4月13日無曜日となる。


その後はいつも通りでミネットさんが作る朝ご飯を食べ終わった後食堂でコーヒーを飲みながらゆっくりした後でギルドに向かうためにミネットさんに礼を言い、またラルファさんに鍵を返してから宿屋を後にした。


宿屋を出てギルドに向かう途中で中央広場を通った時はミネットさんが言っていたように『新鮮市』が開かれており朝から沢山の人々で賑わっていた。


俺達はそんな人混みの中を抜けいつもより時間が掛かったが目的地のギルドに着いた。

現在は朝の9時過ぎである。


俺達はギルドの扉を開けて中に入った。


「おっ。坊主に嬢ちゃんじゃねえか。昨日はお疲れさん」


「よっ坊主。昨日は天使の嬢ちゃんには本当に助かったから代わりに礼を言っといてくれねえか」


「フールおはよう。相変わらず彼氏さんとラブラブね〜。うう〜私も彼氏が欲しい」


すると俺達に気づいた昨日の討伐戦に参加していた冒険者達が色々と声をかけてきてくれた。

俺は一人一人に挨拶をしながら顔を真っ赤に染めているフールを連れて受付カウンターに向かった。


受付カウンターは幾つか空いており近くの空いているカウンターに行った。

因みに今日はマリーさんの姿はなかった。


「おはようございます。レイジ様、フール様。レイジ様は初めましてですので自己紹介をさせていただきます。私はマリーと同期でミレアと申します。どうぞよろしくお願いします」


マリーさんと同期であるといった受付嬢はミレアさんは人間族で身長は165センチあり、フールやマリーさんより少し身長が高めで、年はマリーさんと同じらしいだが、顔は年の割には大人っぽく瞳は色は黒で髪は赤に近いオレンジ色の長髪を後ろで束ね赤縁眼鏡をかけた会社で秘書を務めていそうな感じであり、ギルド指定の制服を着ておりスタイルは良いのだが胸は余り大きくなく、後でフールが言っていたが本人はそれが悩みらしい。


「おはようございますミレアさん。昨日はお喋りできて楽しかったです。後、マリーさんは今日はお休みですか?」


フールはミレアさんに挨拶をした後で昨日の宴の感想と今日はまだ姿を見ていないマリーさんのことを尋ねた。


「私も昨日はフール様と同じでとても楽しかったですよ。後、マリーですが今日はお休みですね、明日にはまた出勤しますよ」


ミレアさんも楽しそうにフールに昨日の感想を伝え、マリーさんが今日はお休みであることを教えてくれた。


「ところで今日はどうなされたんですか?見たところ依頼書はお持ちではありませんが?」


ミレアさんは一通りフールと楽しくお喋りをした後で自分達に尋ねてきた。


「実は今日の昼頃にギルドマスターに呼ばれているんですがその前にFランクになった冒険者が受ける説明を受けようと思って来ました」


「そういえば昨日のアレで説明を受ける時間でありませんでしたね。それでは私から説明させてもらってよろしいでしょうか」


俺はミレアさんに今日の目的を話し、またミレアさんは俺達の目的を知ると自分が説明させてもらっていいかと尋ねてきた。


「「お願いします」」


俺とフールはもちろんそれを承諾した。


「それでは説明をさせていただきます」


ミレアさんはそれから二時間かけて説明をしてくれた。

内容を簡単にまとめると次のようになる。


・ランク昇格

今のランクから上のランクに昇格するには今のランクと同じか一つ上のランクの依頼を計10回達成すれば次のランクに上がれる。

俺達の場合はFランクかその一つ上のEランクの依頼を計10回達成すればFからEに昇格できる。

また下級から中級になる時や中級から上級のランクに昇級するには依頼計10回達成のノルマに加えて昇級試験が行われるらしく、そこで力や行動力などをギルド側が判断をする。


・依頼について

基本依頼は自分のランクの一つ上から下のランク全ての依頼を受けることができる。

例をあげればFランクの場合はE,F,Gの依頼を受けることができ、ランクが一つ上がってEランクになった場合はD,E,F,Gの依頼を受けることができる。

依頼は達成すれば報酬を得ることができるが逆に依頼中に大怪我を負ったり、依頼書に記載されている期日までに達成しないと依頼失敗となり罰則として依頼の報酬金額の三割分をギルドに支払わなければいけなくなる。

もし借金を二週間以内に払い終わらなければ違反者として奴隷として堕とされるらしく、この制度は冒険者が自分の実力にあった依頼を受けてもらうためであるのだが、自分の実力を過信して依頼を失敗してさらに借金を返せずに奴隷に堕ちる冒険者が後を絶たないそうだ。


・依頼を受ける頻度について

下級冒険者(E,F):一週間に一度

中級冒険者(C,D):二週間に一度

上級冒険者(A,B):一ヶ月に一度

達人冒険者(AA):半年に一度

仙人冒険者(AAA):一年に一度

人外冒険者(S):期限なし

と級が上がるごとに期間が長くなりこれを破った場合は意識不明などの依頼を受けれない理由がなければランクの降格あるいはギルドカードを没収されまたGランクから冒険者をし直すか、そのまま冒険者を辞めるかになる。しかし、前からギルドに期限延長申請の書類を提出すれば幾らかの期限を延ばすことが可能。

また、緊急依頼が出された時はできる限り参加をしなければならない。


「以上が冒険者の決まりごとになります。何かご不明な点は御座いましたでしょうか?」


ミレアさんは説明を終えて俺達に質問があるかを確認してきた。


「ミレアさんの説明は分かりやすかったので大丈夫です。説明ありがとうございました」


「ありがとうございますミレアさん」


俺達は丁寧に説明してくれたミレアさんにお礼を言った。


「質問がなければこれで説明は終わらせていただきます。これからお二人には冒険者として頑張って頂きますがくれぐれも無理がないよう自身の実力をきちんと理解してから依頼をお受けください」


「最後まで丁寧にありがとうございました。俺達はここで食事をしてからギルドマスターに会いに行くので失礼します」


「ありがとうございましたミレアさん。またいつかマリーさんと一緒にお喋りしたいですね」


「はい。私もフール様ともっとお喋りしたいので時間が空いた時にまたみんなでお喋りをしましょうね」


そうお互いに話した後ミレアさんにもう一度お礼を言ってからカウンターを離れギルドの中にある食堂に向かって行った。


二人を見送ったミレアさんは。


(なるほどね。あの人が恋をしたことのないマリーの心を鷲掴みにした人か。こりゃー私やフールが応援だけじゃなくてサポートしてあげないとマリーにはハードルが高いな)


心の中でそう呟いていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ