第2話 フールは俺よりもチート
何回も修正をしていてすみません。早く誤字脱字が無くなり、この小説を読んでくれている読書の方々が詰まることがなくなり、スムーズに読んで貰えるよう努力して行きます。では今回は長めの第2話目をどうぞ。
異世界に転生した俺は洞窟を出た後、森を抜けるためそして近くの街に向かうために歩いている途中だった。
「なあフール、フールはそっちの身体の大きさの方が過ごしやすいのか?」
「はい、『フール』本来の大きさがこれなので魔力の消費を抑えられ尚且つ主様のお顔をこんなにも近くで眺める事ができますので私的にはこちらの体型の方が色々と都合がいいのですね」
俺達が何故こんな会話をしているかと言うと、フールの身長が先程に比べて10分の1ぐらいのサイズになっており、またフールは俺の左肩に座りながら言葉通りにこちらの顔をずっと眺めていたからである。
「そんな事も出来るんだなフールは」
俺は思ったことをそのまま呟いた。
「元神様ですから<ニコ>。もし宜しければ私のステータスをご確認くださいまし。主様にとってお役に立つスキルや見て欲しいものもありますので」
本日二度目の『元神様』宣言をしたフールは誇らしげに大きい胸をはり自身を主張した。それを聞き苦笑いしつつ早速フールのステータスを自分のスキルの一つ『ステータスチェック(自・相)』を発動して確認した。
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フール (0) ♀ 聖霊(元神様)
レベル1
職業:使い魔(魔導士)
(主:レイジ)
筋力:100(450)
体力:100(450)
耐性:100(450)
敏速:100(450)
魔力:100(450)
魔耐:100(450)
運 :100(1450)
称号
元神、運命を司る者、使い魔、異世界人を愛す者
スキル
生活魔法(極)、家事(極)、風魔法LV.5、魔力操作
特有スキル
巨大化、完全偽造、透明化、念話
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フールのステータスを見た自分は唖然としてしまった。
(絶対チートの域を超えてるだろこれ‼︎なんだよこのステータスの桁の数は⁉︎称号の恩恵なしでも平均が三桁超えてるし。スキルもスキルで凄いのがあるし!)
ースキルー
生活魔法(極)
全ての生活に役立つ魔法を取得した者に与えられるスキル
家事(極)
ありとあらゆる家事をこなすことができる者に与えられるスキル
風魔法LV.5
風を操る魔法を取得した者に贈られるスキル。
(風斬、風球、風鎧、風矢、風爆弾)
魔力操作
魔力を自由に操作することができ、体外に魔力を放つことができる。魔法を使う者にとっては初歩的なスキル
ー特有スキルー
巨大化
魔力を消費し続けることで元の身長より10倍大きくなれる
完全偽造
自分自身のステータスを偽造することができ尚且つ、絶対にバレない
透明化
魔力を消費することにより透明になり自分が許可をだした者以外から身を隠すスキル
(小人の時のみ魔力消費なし。)
念話
言葉を喋らずに尚且つ遠くにいる相手といつでも頭の中で会話ができるスキル
(会話には相手の許可が必要。)
(スキルがチートだけど、生活魔法と家事スキルが以上に高いなこれは)
俺はフールのステータスの異常なチートぶりにフール本人に尋ねることにした。
「なあフール。なんで生活魔法と家事スキルが以上に高いんだ?」
「はい、それはこの世界で主様を支える為には身の回りのことが完璧でなければなりません。なのでその為にはその二つのスキルが必須だったからでございます」
今までの俺の生きてきた人生の中でこんなにも尽くしてくれる異性はフールが初めてだったので嬉しい反面恥ずかしさがあり顔を反らしてしまった。
「それよりも他に聴きたいは無いんですか主様?」
「なんで歳が0歳なんだ?」
フールが一番聞いて欲しいことが何かは一応分かってはいるがあえて別のことで話しをそらす俺である。
「〔焦らしますね〜主様は。〕はい、それはですね。私が神様ではなくフールとして新たに誕生した為に歳が0歳になっているのです」
最初のほうで何か聴こえた気がするが無視をする。
それを聞いた後、次に聞くとしたら『神様の時はなん歳だったの?』であるが俺は聞かない。何故ならその後が大抵の確率で自分自身に危険なことが起こると相場が決まっているからだ。
意気地無しとか思った誰かさん大いに結構。俺はド○クエのゲームをプレイする時、作戦は『命を大切に』でプレイする派なんだよ。
「他に聴きたいことは無いですか、あ・る・じ・さ・ま?」
そんなこんなでいつの間にか逃げ場を無くした俺は次のことを聞くことにした。
ー称号ー
元神
神様を自分から辞め、新たな人生を歩みだした者に贈られる称号
(各ステータスを100アップ)
運命を司る者
運命に大きく関わりを持っていた者に贈られる称号
(運が1000アップ)
使い魔
聖霊として主に忠実に従うと心の底から誓った者に贈られる称号
(各ステータス50アップ)
異世界人を愛す者
異世界から来た者を愛し、何があっても愛した者を支えようと努力する者に贈られる称号
(各ステータスを200アップ)
「そのさあ…この『異世界人を愛す者』って何かな?」
「<ニコニコ>はい!これは私が主様のことをどれだけ愛しているかという証拠でございます♡」
今までと比べものになら無いほどの笑顔で愛の告白をしてきたフールに恥ずかしながらに顔を赤く染めた俺であった。
「俺もまだ会って間もないけど、そのフールのことは好きだからこれからよろしくなフール////」
恥ずかしながらもフールに純粋な気持ちを伝えた。
「ははは、はい主様♡。いつまでもついて行きます///」
と「リア充爆破しろ‼︎」コールが鳴り響きそうな雰囲気を醸しながら俺達二人は街に向かって森の中を歩いて行った。
森パートがしばらく続きます。