第36話 VSゴブリン軍団”討伐”
ほぼ1日振りの投稿です。これからは早くても3日に1回、遅くて2週間に1回のペースでの投稿になります。楽しみにしていらっしゃる読者の皆様の為にも頑張ります。
では本編をどうぞ。
ギルドマスター、ロイドさん、そして俺の三人は『ゴブリンキング』に向かって駆け出した。
「ギィギャーー」
駆け出してきた俺達に向かって『ゴブリンキング』は木の棍棒を勢いよく振り下ろした。しかし、ギルドマスターは後ろに下がり、ロイドさんは左へ、俺は右に簡単に避けた。
「レイジは魔法を主体で敵の注意を引き隙を作れ!ロイドはその隙を突き敵に攻撃を仕掛けろ!私は少し準備がいるから今は二人に任せ、後で私も攻撃に加わる!いいな‼︎」
「「ハイ‼︎」」
ギルドマスターの指示に従い俺は『ゴブリンキング』との距離を縮めるためにまた駆け出していき、ロイドさんはご自慢の金の斧を両手で構えてから隙を伺い始めた。
「『我、古より精霊と契約を結びし者。汝、この土地に住みし精霊よ、今こそ我に力を与え給え』」
ギルドマスターはその場で呪文を唱えだすと同時に周りから薄っすらとした光が空気中から、また地面から溢れ出始め、その光はギルドマスターの周りに集まり始めた。
先程ギルドマスターの指示の中にあった『準備』だろうと思う。
そんな中『ゴブリンキング』は未だに動こうとしないギルドマスターに再度棍棒で攻撃を仕掛けてようとした。
「お前の相手は俺だ!『風斬』」
俺は『ゴブリンキング』の注意をこちらに向ける為に、走りながら『風の剣』を上から振り下ろし風の斬撃を飛ばす。
「ギィギィーー」
<ズザーン>
ギルドマスターに攻撃を仕掛けようとした『ゴブリンキング』は自分の攻撃に直ぐに反応し、ギルドマスターの方に向けていた棍棒を盾の代わりとして構え、大きな音を出しながらも自分の攻撃を受け止めた。
「ギャギギィギャーーー」
『ゴブリンキング』はそのまま今度は俺の方えと迫り棍棒を横えと振った。
そんな注意をこちらに向け、攻撃を仕掛けてきた『ゴブリンキング』の行動に俺は単純と思いながらバックステップを踏み、横振りの攻撃を簡単に躱し距離を置いた。
「『タロットマジック』小アルカナ、杖。『火矢』」
『ゴブリンキング』と距離をとった後、異空間から『火の杖』を取り出し左手で持ち上空に掲げすぐさま呪文を唱え火の矢を上空に十本を出現させた。
「コレでも食らえ‼︎」
俺はそう言うと同時に杖を振り下ろし十本の火の矢を『ゴブリンキング』目掛けて一斉に放った。
火の矢は十本中七本は『ゴブリンキング』が横に振った棍棒をすぐさま構え直した為に防がれたが残り三本のうち二本は『ゴブリンキング』の右肩と左側の脇腹を擦り、残りの一本は左耳を射抜いた。
「ギィギャーー‼︎」
火の矢が左耳を射抜いたことが相当痛かったらしく、左手で左耳を押さえ叫び出した『ゴブリンキング』は顔を顰めて自分を睨みつけてきた。
「どうしましたかゴブリンの王様?もうギブですか?」
「ギギギャーー‼︎」
俺はなんとなく睨んできた『ゴブリンキング』を挑発してみると、言葉を理解したのか、顔をさらに顰めて棍棒を持ち上げ、また俺に向かって勢いよく迫ってきた。しかし、『ゴブリンキング』の背後から金の斧を両手で持ち迫ってくる人物に気づいていなかった。
「相手はこっちにもいるぞ!このクソキングが‼︎」
その人物、ロイドさんは金の斧を『ゴブリンキング』の右脚に向けて横に振り見事命中させた。
「ギギャーー⁉︎」
『ゴブリンキング』は突然の右脚に激しい痛みが襲い倒れこんだ。
その後、『ゴブリンキング』は左手で地面に手をつき後ろを振り向き自身の右脚の怪我とロイドさんを確認すると直ぐさま怪我した右脚でロイドさんに蹴りをかました。
ロイドさんは『ゴブリンキング』の思いもよらない攻撃に反応が遅れてしまい直撃を喰らい後ろに三メートル程先の地面に落ちるまで吹っ飛んでしまい、そこからさらに二メートルのところまで飛ばされた。
『ゴブリンキング』はこれを好機として起き上がりロイドさんに向かって走り始めた。
そんな光景を見た俺はすぐさま次の攻撃を放とうとした次の瞬間。
「『サンドカッター』」
突如、砂で形成された幾つもの刃が次々と『ゴブリンキング』に多数の切り傷をつけ襲いかり『ゴブリンキング』はこれを避けきれないと判断をしてか頭や人間でいえば心臓の辺りを手や棍棒で隠し攻撃を対処し始めた。
直ぐに砂の刃を放った人物に目を向けた。
「レイジ何をボサッとしている!サッサと追撃をしろ‼︎後、ロイドは何時まで寝込んでいるつもりだ!サッサと起き上がりお前も追撃をしろ‼︎」
その瞬間、砂の刃を放った人物であるギルドマスターが自分と倒れているロイドさんに怒鳴り声を上げた。
俺は直ぐに目線を『ゴブリンキング』に向け直し走り出し、ロイドさんも直ぐさま起き上がり走り出した。
砂の刃がやっと収まり顔を上げた『ゴブリンキング』は自身に向かってくる俺とロイドさんに気づき、直ぐさま反撃する為に棍棒を構えた。
「『風球』」
俺は『ゴブリンキング』の棍棒を握っている右手に直径五十センチの風の球を飛ばした。
<ズドーン>
「ギィギャーーーーーー‼︎」
風の球は見事に右手に命中し、『ゴブリンキング』はずっと持っていた棍棒から手を離して地面に落とした。
「『パワーアックス』」
こちらに向かって走ってきていたロイドさんが斧を先ほどよりも勢いと力を込めて左脚の脛あたりに強力な一発をお見舞いし、それと同時に左脚を切断した。
「ギィギャーーーー‼︎」
左脚に強力な一発をお見舞いされた『ゴブリンキング』は余りの痛みが走り、また左脚が無くなったことによりバランスを崩し前のめりに倒れこんだ。
「次は私の番だな。『サンドナックル』」
『ゴブリンキング』が倒れこんだ瞬間、お次はギルドマスターが呪文を唱え地面を右手で拳をつくり殴りつけた。
するとほぼ同時に『ゴブリンキング』は上空に吹っ飛ばされ、俺とロイドさんの目の前には高さ三メートル程の土で形成された人の腕があった。
目の前にある巨大な腕を見た後、直ぐに真上に吹っ飛ばされた『ゴブリンキング』に目を向けた。
「『解除』」
俺は『火の杖』だけを異空間に戻し『風の剣』を両手で持ち直した。
「終わりにします!『風斬』」
今ある魔力の七割を使い強力な風の斬撃を上空にいる『ゴブリンキング』に向けて放った。
「ギィギャギャーーーーー‼︎‼︎‼︎」
上空にいる『ゴブリンキング』は叫びを上げるもこちらに向かって飛んでくる斬撃に為す術がなく、そのまま風の斬撃により首を切断された。
亡き者となった『ゴブリンキング』はそのまま地面に向かって落ちていった。




