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タロット占い師は神様に殺され異世界転生  作者: マロンさん
第1章
17/162

第15話 身分証明書発行

予定どうりの投稿です。それでは本編をどうぞ。

マリーさんはカウンターの下からサッカーボールほどの大きさの銀色の台に乗った無色透明の水晶玉を出してきたのでその水晶玉を鑑定してみる。

____________________

経歴診断水晶

この水晶に血を一滴垂らすことでその人物の情報を読み取りギルドカードを発行するマジックアイテム。しかし、これはその情報をそのギルドのギルドマスターやギルド本部に伝えるアイテムであり、その事を知る者は極一部のギルド関係者しか知らない。また鑑定されても『鑑定(極)』でなければ鑑定され無い。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


これを見た俺は右後頭部を上下合わせて三回かいた後、今度は人差し指で二回、俺の頭を<コツコツ>っと叩いた。

この行動はフールと念話で話したい時にとる二人で決めた行動だ。

それに気づいたフールはすぐに『念話』を使ってくれた。


[どうかなさいましたか礼治様?]


そこでこの水晶がどんな代物かをフールに説明した。


[なるほど、ではこの娘は勝手に礼治様のステータスを見ようとした訳ですね]


フールは顔には出さなかったが頭の中ではマリーさんに怒りを抱いていた。


[いやそれは無いと思うから落ち着いてフール]


[如何してですか礼治様?]


フールは質問を返してきた。


[その情報はギルド関係者で極一部の人間しかその情報を見る事が出来ないらしい]


[なるほど、つまりこの娘はこのアイテムがタダの身分証の発行するアイテムとしか知らないという訳ですね]


[そうゆう事。だからフールはスキルの『完全偽造』でバレるとマズイ称号やスキルを隠してステータスを上手く調節してくれ]


[了解です礼治様]


二人はそれぞれで自分達のステータスを調節した。

因みに本来の俺達二人のステータスはこんな風になっています。


____________________

レイジ・ウラタ (15) ♂ 人間族

レベル:6

職業:タロット占い師

筋力:90(540)

体力:100(550)

耐性:80(530)

敏捷:80(530)

魔力:200(790)

魔耐:150(740)

運 :20(1470)

称号

転生者、《聖霊の加護change》、《聖霊に愛されし者change》、《聖霊を愛す者new》

スキル

剣術、《魔力・魔耐強化:7LVup》、魔力消費削減(大)、魔力回復(大)、アイテムボックス(極)、鑑定(極)、魔力操作、《杖術new》

特有スキル

タロットマジック【小アルカナLVup】、異世界言語(話・読・書)、ステータスチェック(自・相)、隠密、気配察知、成長促進(大)、スキルレベルアップ(速)

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

____________________

フール (0) ♀ 聖霊(元神様)

レベル:11

職業:使い魔(主:レイジ)

筋力:200(650)

体力:200(650)

耐性:200(650)

敏速:200(650)

魔力:200(650)

魔耐:200(650)

運 :120(1570)

称号

元神、運命を司る者、使い魔

異世界人を愛す者、《異世界人に愛されし者new》

スキル

博士、生活魔法(極)、家事(極)、《風魔法LV.6LVup》、魔力操作

特有スキル

巨大化、完全偽造、透明化、念話、《ステータスチェック(自・相)new》

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

となっている。

まずはお互いの新しく出てきたスキルを確認してみよう。


ースキルー

レイジ

《魔力・魔耐強化:7》

魔力と魔耐が140ずつアップする


《杖術》

杖術を極めた者に贈られるスキル


フール

《風魔法LV.6》

新たに『風爪(ウインドネイル)』を覚えた。


ー特有スキルー

レイジ

タロットマジック

(ロット)LV.2

新しく『火槍(ファイヤーランス)』を覚えた。

(ソード)LV.2

新しく『風球(ウインドボール)』を覚えた。


となった。

普通はこんなに早くスキルのレベルは上がらないらしいが俺の『スキルレベルアップ(速)』がこれを可能にしたらしい。

それからフールの『ステータスチェック(自・相)』だがこれは自分が倒れている時に戦った魔獣のステータスが見たいと思ったら普通に覚えたらしくフールが元神様だと再認識したのであった。


お次はステータスだがフールはこれも俺が倒れている間に獣や魔獣を沢山倒していたため俺とのレベルに差ができってしまった。ステータスの差にフールには一生追いつけないと思う俺自身がそこにいた。


最後に称号はこうだ。


ー称号ー

レイジ

《聖霊の加護》

『運命神』から『聖霊』に変化したのみ。


《聖霊に愛されし者》

『運命神』から『聖霊』に変化したのみ。


《聖霊を愛す者》

聖霊を愛し、何があっても愛した者を支えようと努力する者に贈られる称号。

(各ステータスを200アップ。)


フール

《異世界人に愛されし者》

異世界人の心を掴んだ者に贈られる称号。

(異世界人から愛されたことにより各ステータスが100アップ。)


フールは自分のステータスチェックでこれを見た時はすごく嬉しかったのかこれでもかという位口角の筋肉を緩めてニヤニヤしていた。

今のこのステータスから一般の兵士より少し上になるように設定してから指に針を刺して血を水晶に垂らした。


「それでは身分証ができるまでギルドについて説明させて頂きます」


「「お願いします」」


マリーさんは俺達が血を水晶に垂らしたことを確認してからギルドについて説明を始めてくれた。

俺達は一緒にお辞儀をしてからマリーの話を聞いた。


「まず冒険者にはそれぞれランクが有りまして下から言うと。G,F,E,D,C,B,A,AA,AAA,S,の10のランクに分けられます。なのでレイジ様とフール様は最初は一番低いGランクからスタートして貰います。そしてまずはGランクの仕事を3つこなして貰いそれからFランクに昇格して貰います」


マリーさんはそこで一旦言葉を区切った。

今の説明をまとめるとこんな感じだ。

「G」=駆け出し冒険者

「F,E」=下級冒険者

「D,C」=中級冒険者

「B,A」=上級冒険者

「AA」=達人冒険者

「AAA」=仙人冒険者

「S」=人外冒険者

となるらしい。


「次に仕事についてですが、あちらのクエストボードに貼られてある依頼書の中から自分のランクに合った依頼つまり今回はGランクの依頼を選んで来てください。そして選び終わりましたらこちらにその依頼書を持ってきてください。そしたら私達受付嬢が確認しますので受付が済み次第仕事に取り掛かり終わりましたらまた依頼書に依頼主からサインまたは収穫物を持ってギルドにお越し下さい。そして依頼報酬を受け取ります。これが依頼を受けてから報酬を受け取るまでの流れ成りますが何かご不明な点はあられましたか?」


「いえ大丈夫です。ご親切にありがとうございます」


俺が笑顔でそう答えたらマリーさんはまた顔を赤くしてしまった。


「いえいえいえ、これが私の仕事ですから///。それでは身分証ができましたのお受け取りください。また身分証の発行のさい一枚につき大銅貨5枚で2枚なので銀貨1枚をお支払いください」


ウエストポーチからと見せかけ『マジックボックス(極)』からサイフを取り出し銀貨1枚を顔を赤くしたマリーさんに渡し、俺とフールはそれぞれ身分証トドのつまりギルドカードを受け取った。

因みにGランクのギルドカードは鉄の板でできておりそこにはランクと名前と職業が記載されていた。


「ギルドカードは一旦無くされますと再発行のために銀貨5枚お支払い頂きますのでお気を付けてくださいね」


再発行に偉く金が掛かるなと思っているとマリーさん曰く冒険者がよく無くすので注意を払って貰うためにこの金額らしい。しかし、それでもこのギルドに所属する冒険者の中でギルドカードを無くす冒険者が一年に二、三人いるそうだ。

俺達はギルドカードをポーチに入れてから再びマリーさんに向き直して


「それじゃあ依頼を選んできますね。フール行くぞ」


「ハイ礼治様」


カウンターから離れてクエストボードに向かった。


「おいそこのガキちょっと待ちな」


すると突然図体のデカい男に俺達の進路を塞がれた。

初めてのギルドといえばあれですよね。

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