最後に
設定など
超絶ネタバレですね
・魔法にあたるもの
インスタントとしてソースコードをコンパイルしたオブジェクトコードを売る魔術屋
オブジェクトコードをリンケージと呼ばれる道具(指輪だったり腕輪だったり)でブートすることが出来る
但し本体に必要なライブラリを搭載していなければ使用は出来ない
また、インタープリタ方式であればソースコードのみで充分であるが、Xilとはまた別で複雑であればあるほど物凄い実行に時間を要する
エグゼコードと呼ぶ
・武器にあたるもの
ウェポンデバイスと呼ぶ
ソフトウェア等をインストールしたり、意識的に操作する機構の為にインターフェースを持っていないブラッドには扱えない
ただソリッドのハンドガンなりSMGなり、物理的な武器も多く現存している
・言葉等
通信規格は地域によって変化する
英語や日本語みたいなものである
但しこれは内部系疎通においてのみでスピーカー類で出力される言語の規格は一括して同様である
この場合共通語は日本語だが、機械語は多用にあるといえる
また、Xi言語はあらゆるプロトコルに作用する標準規格である(少なくとも文書にはそう書かれてるとする)
・ワールドワイドウェブ
ハイパーテキストで書かれた情報の図書館
・OS
やや精神や魂に近い
とはいえ、違うOSを入れる事が出来る
旧型のOSでも普及しているOSには全ての必要な能力が付加されているため、アップデートすることはないが、主に戦闘型や技術職についている物は常に新しいOSに切り替えており、リアルでいう一種の資格のようなものである
新型のライブラリやデバイス等が予め搭載されているために、常に書き換えていれば基本エキスパートでいられる
・会社類
ジンジャージャックス Ginger jack's
アステック Astech
イエローベリー Yellow berry
・この世界は?
大規模な演算装置で組み立てた箱庭
ユビキタスから外れた社会を進んだ一つの未来の可能性
たとえヴァーチャルでもリアルに限りなく近いその世界は世界という言葉に偽りは無い
・本について
中身はXI言語(Xeno Intelligent Languege)についての文書であり、XI言語で命令することで
対象となる人間を自在に操ることや事象を起こす事が出来る
また、エグゼコード(魔法?)の言語はまたETP(easy text processor)と呼ばれる別の言語で書かれており、これは対象となるものが現象のみであって、(しかも技術者によるが、極軽度のもの)人間を対象とした命令などは出来ない
・Xi言語とは
細かい設定抜きにして簡潔にいえば、構築した命令文を世界の理として命令できるインタプリタの言語
設定上ではアカシックレコードにアクセスして因果律に干渉~とか中二っぽいこともできる
ここでわかるのは世界もプログラムってこと
・ブラッド
全ての人々が肉体を捨て去り、機械と交わった
せめてもと、ある程度人間に近くした種族をブラッドという
・何故デバッガは民間人を殺害するか
デバッガはFウイルスを保有している可能性がある人間を排除する為に存在している
管理者と呼ばれるマザーコンピューターがデバッガを生み出している(デリートした人間の数再び生み出す)
但しブラッドは生み出せない
フェイタルはある一人のアンドロイド嫌いのブラッドが作ったものであり、放たれた全てのウイルスと並列化しているために通信能力を持ち、強力な学習能力を持つ
長期に感染したものはブラッド以外の人種を攻撃する上書きプログラムが仕込まれている
また、各インターフェイスを介して増殖する
やがてマザーの処理能力に追いつかなくなった(勿論マザーも刻々と進化している、ただマザーの進化速度の何倍も速いことが問題である)
対処をすればするほど学習するフェイタルに対してマザーが導き出した結論が、拡散する前に保菌者を破壊することだが、近年に於いてはフェイタルはこの感染から発病する期間を短くしてきているという
元々デバッガはイレイザーではなく警察の総称である
・ノエルとメリッサ
そのアンチアンドロイドのブラッドが作り出したデバッガを憎むアンドロイド
ノエルやメリッサはブラッドがあらゆるプロトコルに対応し、コンパイルを必要としない万能言語を
作り出した際、それを二人の少女に託し、自分をデバッガから守ろうとした
但し言語の唯一の欠点は対象物の物理アドレスを入力しないといけない事(ハードウェアのスキャナー
をつけることでブラッドも見抜ける。 当然だがソフトウェア系はドライバをインストール出来ない、
ましてや眼前に映し出す、そんな能力は無いので不可能)
それ自体が大昔のことであり、ノエルやメリッサは主人を(ブラッド)というキーワードのみで
探していた
父であるブラッドはブラッドだけは味方だと教えていたから
ここでノエルが殺されたアンドロイドに対して全く情をかけていなかったことがわかる(だから
目標を破壊した後笑っていた)
元凶のブラッドの娘の名は
明沙 =メリッサ
枝流 =ノエル
として、二匹のアンドロイドに名前を借りており、アンドロイドの天敵である父は現実世界(正確ではないが、敢えてここでは現実世界と記述する)の姉妹の父に相当する
現実世界の父が枝流の進路に反対している事が起因してそう
・結論
実際問題この箱庭を作っているのが枝流である
枝流は和樹に想いを持ち、箱庭にデータとして和樹を召還している
枝流が良く知る人物のデータは和樹と姉の彩姫 明沙、父だけなので、現実世界で登場する人物は父、和樹と明沙だけである(母は幼い頃に死亡説)
こういった仮定世界の箱庭が大学生ですら作られるようになった今現在、多くの演算装置に夜擬似世界が現実世界に誕生しているが、奇しくも才能高い枝流と、完璧な演算を行う演算装置から繰り出される世界は真として存在するために現実世界の枝流の知る人物らと並列化してしまう
設定としてのオチはともかく、ストーリーとしてのオチはデバッガ殺しを続ける中で考えていくつもりだったので無し
その他疑問
・明沙とメリッサ
Q2話目は明らかに箱庭の話だけど、二人が同時存在してるのはどういうこと?
A当然明沙はフェイタルの生みの親の娘です
メリッサは父が明沙の名前をもじっただけで関係ないです
また、父と同様の考え、もしくは破壊衝動のようなものからの願望でメリッサ、もといXi言語、父の遺物を入手したと考えられます
Q遺物ってことは父は死んでいる、それだけ凄い力持っていて死ぬか?
A対象物の物理アドレスを入力しないといけない、ということは多対一では簡単に殺される場合を想定します
必ず人を殺せるレバーがあっても人数分用意されたら一つ一つ処理しなくてはいけないって事です
Qっていうか、それ死なないように出来ませんか?
A方法はいくつか考えられますが、命令文を構築しなければいけない以上簡単に死なないようにするのは難しいです
テロミアが減らないようにする、致命傷になる器官を無くす
少なくともあらゆる器官が人間はなくなりますので、お父さんが純人間である誇りがある以上難しいでしょう
パッと閃くのが対象へのあらゆる攻撃を無効化とか中二設定ですが、出来る限り限界まで流行に乗っ取って主人公無敵にしようと考えた次第ですが…そういったラノベにありがちな設定はあとで話を壊すだけなので
定義として「特定の条件でブートされる機能」は備えておりませんし、if文やfor文を使ってもその場限りなでかつ、複数のプロジェクトを出すのも不可能です
「今から1億年間俺に話しかけたらお前は死ぬ」という命令を行えば、1億年Xilを使えない事になります
個人的に期待して作ったものがこういう形で終結するのはいかんせんショックでかいですが、これを見て「なろうにもこういう作品書く人がいるのか」と一人でもいいから思っていただければ幸いです
参考にしたserial experiments lainというアニメは今では当たり前のインターネットが確立して無いときに当時のハッカー等が予測して作られたアニメです
当時珍しい宗教概念などを絡めた難しながらも非常に良く出来たお話なので見てみるのもありです
勿論打ち切りのきっかけになった攻殻機動隊も非常に面白かったです
アニメの方はまだsac2の途中で、アライズとかいう新作もまだ見てないですけど