18話
いつもお世話になっております、尊敬する読者の皆様。
私は『転生貴族の機械工房』を執筆している作家、キム・テンリュウと申します。
突然ですが、個人的な事情により連載周期を変更させていただきたく存じます。
3日に一度ではなく5日に一度とし、後日再び3日に一度に戻す予定です。
多くのご関心をいただき、ありがとうございます。
読者の皆様のご家庭とお仕事に幸運と幸福が訪れますよう、心よりお祈り申し上げます。
「ふう…」
「ガチャンガコン」
アルドリックは腰の鞘に剣を収め、興奮した顔で俺の方を振り返った。
「親分、これはどういうことだ?」
「何の話か詳しく言わないと答えられないぞ、アルドリック。」
「あちゃ…興奮のあまり失態を犯したな…」
アルドリックは俺の言葉を聞いて深呼吸をし、再び落ち着きを取り戻した。
-経験の浅い奴なら、俺の言葉を聞いた直後で状態を変えられないだろうに…-
俺はこのソードマスターの男が経験豊富で、自分をコントロールする力が強いことを改めて実感した。
いつ頃彼の過去を聞けるか考えていると、機体の格納のために整備をしながら、アルドリックの落ち着いた声が耳に届いた。
「完璧とは言えないが、回路が切れる前の70パーセントくらいの力は出せそうだ、親分。」
「それはよかった。」
「ここまで来たんだ、頭の中で考えてることを話してみないか。」
「改良点の話ならいくらでも聞くぜ。」
「それならそれだが、少し違う話だ…」
アルドリックは珍しく戸惑った顔を俺に向けた。
-追われていた時、俺と出会った時も落ち着いてた奴が、なんでこうなるんだ?-
「今持ってる剣も十分いいものだろ…でも、これから足りなくなる気がしてならないんだ。」
「ん…? あ!」
俺はアルドリックが新しい剣を欲しがる理由をすぐに理解した。
「もっと大きくて頑丈な剣が必要だってことか?」
「そ、そうだ…」
「そんなの、全く問題ない。」
俺は近くの机の上にアイデアや予定を記したノートに手を伸ばした。
彼が求める剣の形や細かな調整が必要な点を、一つも漏らさず書き込んだ。
「もう乗ったんだからわかるだろ、改良点とかさ。」
「俺は建設現場で働いた経験がないから、よくわからんが…」
何か気になる点があったのか、アルドリックは考え込んだ後、言った。
「今のところは無難だと思うぜ。余計な調整をしたら、かえって扱いにくくなるんじゃないか。」
「そうか…」
建設用機体の整備が一段落つくと、俺はまだ外骨格だけしかない、機体と呼ぶのもためらうものを彼に渡すためにカバーを外した。
「それは何だ?」
「それがお前が使うやつだ。」
「あ…」
あまりに驚いたのか、アルドリックは口を開けてしばらく呆然としていた。
「ちょっと荒っぽく扱っても大丈夫なように、頑丈に作ってある。」
「う、うん、わかったよ、親分!」
こんなに早く自分のものが手に入るとは思ってもみなかったのか、アルドリックはまだ現実が夢だと思い込んでいるような顔をしていた。
彼は建設用機体とは違い、すぐに乗り込まず、周りを回って観察し、拳で軽く叩いた。
「軽くて…もっと頑丈だな。」
「気に入ったか?」
「この構造は…?」
しばらく観察したアルドリックは、搭乗補助装置すら存在しない外骨格に飛び乗った。
-さすがソードマスターだ。-
腐っても鯛だとは言うが。
マナ回路がもう機能しないのに、アルドリックの超人的な身体能力は衰えていなかった。
「建設用に比べて、もっと簡素化されてるな。」
「建設現場のものと同じじゃ、急ぎの時に役立たないだろ?」
「確かに…理にかなってる!」
アルドリックは俺の説明に納得したのか、何度も頷いた。
そして深呼吸をし、刀のように鋭い視線を放った彼は、突然動き出した。
-フシュン-
「うっ!」
-まだ調整どころかマナ補助機関すら取り付けてないのに!-
アルドリックは骨格だけの機体で、マナ機関付きの完成品でしか見せないような動きを俺に披露した。
次回の話は9月27日(土)午後8時にアップロードされる予定です。
ぜひご覧ください!