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第8話 兄、幼女に無茶をさせられる。

「お兄ちゃん、楽しかったね」

「楽しいことあるか! 最後の戦い、一つ間違えば俺は死んでたぞ」

楽しそうにはしゃぐカミラに対し、俺はドン引き状態だ。

 そんな、ケンカ腰の会話をしながら、町に戻り宿に向かって大通りを歩く。


 もともと無茶な昼夜問わずの魔物狩りだったが、最後にもう少し無茶しようと言い出した仲間のカミラにつられて無理したのが失敗だった。

 少し強い魔物が出ると言われた、南の川の向こう側にちょっとお試し気分で挑んでみたら、そこはオオカミやクーガ(猫型の猛獣)、肉食獣の王国だった。


 カミラ曰く、レベル21未満の格下魔物だから大丈夫というが、俺はレベル17。

 同じくらいのレベルではあったが、あくまでも戦えるのは1対1の状態まで。大量の魔物に囲まれて、カミラがさばき切れなくなれば、自然と俺を2体以上の魔物が襲ってくる。

 しかもオオカミ、レッサーウルフと呼ばれる魔物は、仲間同士の連携に優れ、ある程度狩りの経験から得た知恵も持っている。

 カミラが格上で相手にならないと気付いたとたん、俺を獲物と見定め、カミラを足止めしつつ、俺を仕留めようと動き出すのだ。


 そんな感じで、ギリギリの状態でオオカミやクーガを倒していたが、最後はオオカミ7体の群れに、とうとうカミラがさばき切れなくなる。

 カミラが4体受け持つが、3体は俺に向かってくる。俺は1対1でしか倒せないって言ってるのにそれだ。

 こん棒ではさばききらなくなり、こん棒を捨て、護身用のナイフでけん制しつつ、急所の頸動脈を庇いつつ戦い、手足を革靴や皮の手袋の上から噛まれ、2体のレッサーウルフに噛みつかれ、それを引きずり、いや、それに引きずられながら3体目のレッサーウルフをナイフで何とかさばく。


 そんな死にそうな状態で、何とかこらえ、カミラが助けに来るまでこらえた俺。まさに死にかけたってやつだ。


「まあ、生きてたんだし、結果オーライだよ。実際のところ、本当にヤバそうだったら、私が凄い魔法を使えば何とかなったしね」

カミラがそう言って笑うが、


「何とかなるんだったら、最初からその凄い魔法ってやつを使え。死んでからじゃ遅いんだぞ」

俺は結構マジでキレる。


「だって、MPマジックポイントは使いたくないし、魔法石で魔法使うのは結構勿体ないし、ギリギリまで魔法は使いたくないんだよね。結果的に、手袋や靴以外は無傷だったし、ね? 私結構自信あったんだよ。お兄ちゃんならいけるって」

カミラが悪びれる様子もなくもう一度笑う。


「次やったら、もう、魔物狩り付き合わないからな」

俺は呆れ顔でそう言い放つ。

 俺の手袋と革靴はオオカミの歯形だらけだ。


「また、魔物狩り一緒にしてくれるんだ? お兄ちゃん、やっぱり私が見込んだだけはあるよ」

カミラが本当にうれしそうにそう言い、俺の腕に自身の腕を絡める、いや、俺の腕にぶら下がってくる。


「カミラは本当に楽しそうだな」

俺は呆れてそう言うしかなかった。


「そりゃそうだよ。今まで、真夜中に一緒に魔物狩りしてくれる人なんていなかったし、これからも一緒に魔物狩りしてくれるなんて言ってくれたのお兄ちゃんが初めて。やっぱり、1人で魔物狩りは寂しいし」

カミラが少し寂しそうな顔になり、すぐに笑顔に戻る。


「他に一緒に魔物狩りしてくれる人くらいいただろ? 魔法だって使えるんだし、こっちの世界の事情は知らんが、カミラは結構強い方なんじゃないのか?」

俺は疑問に思いそう聞く。

 俺みたいな弱い人間を相手にせずに、もっと同格、もしくはもう少し強い仲間を探せばもっと楽にレベル上げもできるだろうし、それができるくらい強い気がする。


「そりゃ、お兄ちゃんと一緒で、訳ありだからね。あまり、昼間、大手を振るって魔物狩りできる立場じゃないんだよ。それに傭兵ギルドのギルドカードも作れないから、訳ありなお兄ちゃんみたいな人探すしかないんだよね。しかも優しそうな人ね。あと、私、夜型だから、昼間寝ていたいし」

カミラがそう言って俺の腕にぶら下がる。

 

 まあ、10歳前後の幼女が傭兵ギルドに入れる気はしないけどな。

 幼女だけど、戦う術を持っているから、戦い、レベルを上げて、強い魔物がいる森を抜けて両親の待つ自分の家に帰る。そう言う選択をしたってことか。


「そういえば、カミラの宿は何処だ? 送ってやるぞ」

俺はそう聞く。

 なんだかんだ言って、現在時刻は夜の1時。真っ暗な街を幼女一人で帰らせるのは気が引ける。


 俺としては朝まで魔物狩りをしても良かった、24時間戦い続けられる(らしい)スキルがあるのでそのつもりでいたが、カミラ曰く、24時間戦うと、ぶっ倒れて、6時間は起きられなくなるそうなので、夜中6時間はちゃんと寝た方がいいとのアドバイスをもらいそうすることにした。まあ、不思議と疲れないので、2時就寝の8時起き。1日18時間は戦う予定だが。

 カミラは『鑑定』スキルというものを持っていて他人のスキルが覗けるし、その効果も分かるらしいので、素直に従うことにしたのだ。


「ああ、私? 荷物ないから、宿とか毎日替えているんだよね。その方が、シーツとかきれいになっているし、部屋も掃除してくれるし」

カミラがそう言って笑う。

 いわれてみると確かに、毎日宿を替えればシーツの交換代や布団や毛布の洗濯代がかからない。こいつ、賢いな。


「というか、お前、荷物少な過ぎないか? せめて、俺くらいのとは言わないが、鞄くらい必要だろうし、着替えも必要だろ?」

俺は呆れてそう突っ込む。

 持ち物は腰ベルトに付けた少し大き目なポシェットくらいしか見当たらない。


「ああ、私、アイテムボックスのスキルも持っているからね。これも鑑定スキルくらいレアなんだけど、便利だよ」

カミラがまた良く分からないスキル名を口にする。


「アイテムボックス?」

俺は聞きなれない言葉に聞き返す。

 少なくとも俺のRPGの知識にはない単語だ。


「知らない? 要は、空間を操って、物を自在に保管できる箱みたいなスペースが作れるの。結構色々はいるし、いれると重さが無くなるし、便利なんだよ」

そういって、腰に付けたポシェットを開けるとそこに、にゅ~っと、さっきまで戦闘に使っていた槍斧魔法杖(マジックハルバード)とかいう長柄の武器が吸い込まれ消える。


「まあ、アイテムボックスのスキル持ちってバレると色々面倒だから、こんな感じでアイテムバッグのふりをしているけどね。ちなみにアイテムバッグっていうのは魔道具で見かけよりいっぱい入れられる鞄の事ね」

そう言って、代わりに幼女が片手で持って殴るくらいにはちょうどいい長さの短い金属製の魔法の杖を同じように、にゅ~っとポシェットから出す。


「これは護身用」

そう言ってもう一度笑う。


「いいのか? そんなに俺に秘密を教えて?」

俺はあまりにも色々教えてくれるカミラにそう聞き返す。もしかして用が済んだら俺を消すつもりか?


「ふふっ、だって、お兄ちゃんも秘密一杯持っているでしょ? 私は鑑定スキルで大体気づいちゃっているから、一蓮托生? お兄ちゃんが私を裏切ったら、結局お兄ちゃんも損をする。だから、安心して色々教えられるんだよ」

ジト目で俺を値踏みするように睨んでそう言い、笑う。


「訳あり同士、信用できるってことか」

「そ! そういうこと」

俺がそう言うと、即答するカミラ。

 そして、武器をしまうときに離れてしまった腕をもう一度組み直す。


 こうすると、本当に人懐っこい妹みたいなんだけどな。自称レアスキルの数々や強さをみると、底がしれない。


 そんな会話をしながら歩いていると、俺が泊っている宿についてしまう。


「カミラ、どうするんだ?」

「うーん、私もここに泊まろうかな? 今日は」

俺の問いにカミラがそう言い、そのまま、宿屋兼酒場の入り口に入る。

 酒場はこんな遅くになってもまだ騒がしい。この店、何時までやってるんだ?


「ねえ、お兄ちゃん、ご飯食べよ?」

カミラがそう言って、カウンターに向かってとてとてと可愛く走る。

 

「奢らないぞ。今日の稼ぎから引くからな」

俺はそう言ってカミラが座った隣に座る。


「もう、お兄ちゃんのケチ」

そう言って、イーッって顔をするカミラ。

 そしてそのまま注文をし出す。


「お帰り、なんだ、あんた、子連れなのかい?」

宿屋の女将兼、酒場の女将がそう言って、水を出してくれる。


「子供じゃないよ、妹だよ。ね? お兄ちゃん?」

カミラがそう言ってふくれる。


「言われてみると、確かに似てるね」

女将がそう言って笑う。

 俺は不思議に思って、カミラの顔をみて、周りを見渡す。

 言われてみると黒髪の人間は少ないし、知らない人間が見たら似てると思うのかもしれない。

 この世界の住人は金髪ないし茶髪が多いしな。もちろん黒髪の住人もいるが結構少ない気がする。

 

「で、お前さんは何にするんだ? 注文だよ」

酒場の女将はそう言うと、カウンターの後ろにあるメニュー看板を親指で刺す。

 異世界人のスキルなのか、この世界の文字に日本語でふりがなが付く。なんとなく読めるし、内容も分かるので、とりあえず、鶏肉を良く焼いたものとパンを頼む。

 元の世界とは違うこの世界で、豚肉を食べるのが少し怖かったのと、牛肉が高かったのがあり、中間を取って鶏肉、しかもよく焼いたものだ。まあ、鶏肉もあたる時はあたるけどな。


「この酒場は1日中やってるのか?」

俺は注文のあと、酒場の女将にそう聞く。


「さすがに1日はやってないよ。夜の2時には締まるし、朝の開店は7時からだよ。まあ、朝は私もいないし、コックの私の旦那もいないから、軽食くらいしか食べられないけどね。朝は私の妹夫婦が店と宿を見ているんだ」

なんか家族経営の民宿みたいな感じか?


 そんな話をしていると、先に注文していたカミラの食事が出来上がる。こいつ、俺が高くて避けた牛肉のステーキを頼んでやがる。


「奢らないからな」

俺はもう一度念を押す。そして笑う。

 こいつも、色々訳ありで、お金に余裕がないって言ってたしな。久しぶりに収入が見込めて、食べたいものを食べたくなったんだろう。


「というか、今日の魔物狩りで払えるのか? それ?」

俺はちょっと心配になった。


「うーん、今日倒した魔物だと、ランク1の魔法石ばっかりだから、6個で小銀貨1枚、30個で銀貨1枚くらいかな? 今日は二人で150個拾ったから銀貨5枚、1人銀貨2枚半の収入だね」

カミラが計算しながらそういう。結構頭いいな。この幼女。


「宿屋代が銀貨1枚だからだいたい、2日分の生活費を確保ってところか。結構ギリギリな生活だな」

俺はそう言ってうーんとうなる。


「まあ、レベルが上がればもっと強い魔物を倒せるようになって、ランク2、もう少し大きくて純度が高い魔法石が手に入るようになるから、そうなると収入が3倍くらいになるよ。頑張って働きな」

給仕をしながら俺達の話を聞いていた女将がそう教えてくれる。そして、俺の食事もカウンターに並ぶ。

 というか、女将たちの稼ぎ(宿代と飯代)の為にもっと働けってことか。


「お兄ちゃんも、今日1日でレベル20になったし、私ももう少しでレベル22になるし、明日頑張ってお兄ちゃんがレベル21になれば、ランク2の魔法石を落とす魔物も倒せるようになるよ。まあ、レベル21になるのが大変なんだけどね。あと、この町の周りだと、ランク2の魔法石落とすくらい強い魔物は少ないし、経験値効率も落ちるんだよね」

カミラが美味しそうにステーキにかじりつきながらそう言う。

 俺は気になってギルドカードを取り出し、表を見ると、レベル20で必要経験値が2000となっていた。レベル19の時に必要だった経験値は361だったから5~6倍に増えてやがる。


「これがランクアップってことか」

俺は呆然とカードを見つめる。


「そういうこと。レベル21になるために必要な経験値って急に跳ね上がるから、21を超えると狩場を考えなくちゃいけなくなるんだよね。効率を考えて」

何故かどや顔でそう答えるカミラ。

 そんな山がレベル41、61、81と20ごとに控えているらしい。


「で、妹さんは一緒の部屋でいいのかい?」

カミラが食事を食べ終わり、彼女の食器をかたづけながら酒場の女将がそう聞く。


「うん、兄妹だから大丈夫」

カミラがいい笑顔でそう言う。

 言っとくが、俺達は本当の兄妹じゃないからな。


「ベッドが二つある部屋とかないのか?」

俺は女将に聞く。


「今日はないよ。明日空くから移るかい?」

女将がそう答える。


「え~、もったいないよ。私、ベッドの隅っこで寝られるし、ツインにするとちょっと宿代高くなるんだよ?」

不満そうにカミラが言う。


「明日からでいいから。それで頼む。というか、カミラ、別の部屋でもいいんだぞ」

俺はそう言って軽くにらむ。


「もう、お兄ちゃん、節約は大事だよ?」

カミラがそう言ってもう一度不満そうな顔をする。

 お前に必要なのは節約じゃなくて節操だ。


 とりあえず、食事を終えたので、自分の部屋に戻る俺。そして当たり前のようについて来るカミラ。

 というか、夕食2人分だけで銀貨1枚とられた。牛肉ステーキ高すぎだろ? カミラの取り分は銀貨2枚いや、1枚半でも十分だな。


「お前は俺が幼女趣味の変態だったらどうしてたんだ?」

俺は呆れ顔でそう言い、扉の鍵を開ける。


「妹大好きなお兄ちゃんがこんないたいけな幼女を襲うわけないじゃん」

そう言ってからかう様に笑うカミラ。そして無防備に部屋に入ってくる。

 まあ、確かに俺の本当の妹、あてなが小さいころにそんな変態に襲われたら気が気ではないしな。そんな幼いころのあてなにカミラを当てはめて妙に彼女に優しくしてしまう俺がいるのは確かに事実だ。


 とりあえず、俺は武器のこん棒を背中から下ろし、荷物もおろすと、皮の装備を脱ぐ。


「朝起きたら、俺の荷物と財布が無くなっているとかいうのは無しだからな?」

俺はカミラにそう念を押しておく。


「ギルドカードを持っているってことは現金を手持ちでそんなに持ってないってことでしょ? だったら、泥棒するより、一緒に戦って魔法石を集めた方がお得だよ。それに、さっき言った通り、私はレベルを上げて、強い魔物がいる森を越えて、家に帰りたいの。それまでは、お兄ちゃんとずっと一緒にいる予定だから」

カミラがそう言ってどや顔をする。

 ギルドカードが本人以外使えない、預金がおろせないというのも本当らしい。

 まあ、最悪、預金の金貨があるし、装備を全部盗まれてもやり直しは効く。

 

 そんな余裕があるうちは、お金が少ないと言っている幼女を一人ほっぽり出すほど俺は薄情じゃないしな。


「というか、本当に部屋に何にもないね。そして、これが異世界人の服かぁ」

そう言って、カミラがタンスを漁る。

 こいつ、本当は盗む気満々か?

 

「これって、鏡? この国の鏡より精密だし、軽いし、よく映るね」

そう言って、本当の妹、あてなが俺に残した鏡に触れる。

 俺は一瞬、怒り、奪い返そうという衝動に駆られたが、ふう、っと大きく息を吐き落ち着く。幼女のいたずらに腹を立ててどうする。それに、その鏡はあてなが善意からくれたものではないしな。

 まるで、俺を馬鹿にするような眼で蔑みながら鏡を渡してきたあてなの顔を思い出してしまう。


「どうしたの? 本当の妹さんが心配なの? 多分大丈夫じゃないかな?」

カミラがそう言って二つ折りの大き目な四角い鏡を俺に渡す。蓋になっているプラスチック部分を開けたまま。


 おれは、鏡の部分を覗いて、情けない今の自分の顔を映す。

 そして、気づく。


『私は大丈夫。兄貴は逃げて』

鏡の表面には口紅で赤くそう書かれていた。


 そうか、偉そうな王様や聖職者に気づかれないようにこれを伝えたかったのか。

 俺はもう一度、鏡の表面に書かれた赤い文字を読む。


 多分、妹自身は今のところ大丈夫なんだろう。勇者として手厚く、大事に扱われている。

 だが、それは魔王と戦う時までだ。


 俺は妹を放って逃げたり隠れたりして生活することはできない。あてなのお兄ちゃんだからな。

そして、あてな自身は俺と距離をとりたいと思っている。俺がひどい目に会わないように。


「お兄ちゃん、大丈夫そうだね」

カミラがそう言ってほほ笑む。


「ああ、大丈夫だ。それと、カミラ。お前を家まで送ってやるからついでに手伝って欲しい。俺も強くなりたいんだ」

俺はカミラにそう言う。

 俺はあてなの先回りをして、あてなに降りかかる全ての苦難を排除する。もちろん魔王もだ。


「ふふっ、色々教えてあげるし、手伝ってあげるけど、途中までだよ。私がお家に帰れたら知らないからね」

カミラがそう言ってほほ笑み、俺も笑い返すのだった。


 次話に続く。

 謎幼女、結構なレアスキル持ちです。そして、あてなの本心に気づきました。

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