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四十二頁目
素敵なものがうまれたら
手のひらにそうっとのせて
こぼれぬよう
きえぬよう
ただ見つめていたい
表面はきっと美しくひかり
どんなわたしの顔を
映し出すのだろう
⌘
とんとん
あがって さがって
ゆれては おちて
すいすい
とんでく ゆめへと
やさしく ないて
⌘
かなしい夜をみた
朝はやってくるけれど
星に風に月に
想いを馳せたあの夜
届かないものだと
知っていても
見上げて祈ったよ
朝の光ではなく
このいとおしい夜を
忘れぬように
⌘
こまをぴしり置いて
進む世界をのぞいてみる
完成するとしたら
壊れていてもきっと愉快ね
⌘
あなたはここにいるよ
それはかわらないよ
こわがらなくていいよ
わたしもおなじよ
あたたかいものでもだこう
こころまでしみとおるような
ないてしまったとしても
それのせいにできるような




