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こぼれゆくものたち  作者: 桐月砂夜
38/43

三十八頁目

泣くことができない

肝心なときに

内臓がかたまって

動かない指先で

頬に触れるだけ

それはとても

冷たくて

白い


 ⌘


残酷な言葉を綴る勇気が

わたしにはまだない


 ⌘


あふれてゆけ

こぼれてゆけ

とまることなく

さえぎるものもなく

あるいてゆけ

こわしてゆけ

それでそこまでなら

それでいいじゃない

あるいてゆけたのなら

それでいいじゃない


 ⌘


寒いときの音が聴こえる

それはきっとここに

つらい熱があるからだ


 ⌘

 

何もわからないまま

ふわふわあたたかい場所

何も知らないまま

ゆらゆらあたたかい場所

わたしはそこで

ずっと待ってる

まだ知らない夜のこと

まだ知らない夢のこと

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