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こぼれゆくものたち  作者: 桐月砂夜
37/43

三十七頁目

優しいばかりがひとに

すべて届くわけではないでしょう 

 

けれどこの奥を見たとき

わたしは喜びに打ち震えるでしょう

 

そして手にとってしまうのです

たとえそれが形を成していなくても

 

 ⌘

 

曖昧に相槌をうって

あなた聞かないふりをして


君は何も告げていないと

文句を言うのは愚かよ

 

 ⌘

 

本能はとても素敵

いやらしくて素敵

からだのままに欲しがって

のこったものは晒されて

そのあと泣こうが笑おうが

それもまた本能

 

 ⌘

 

とどけ あなたのそら

 

おちる あなたのこえ

 

うまく てをかざして

 

きらり なみだこぼす

 

 ⌘

 

ねむりの国へ誘われたのなら

愛おしいあなたに会えるのかしら

 

さまざまな小道を抜けた先に

愛おしいあなたは立っているのかしら

 

ヒールを放り投げて走って行ったら

わらって抱きしめてくれるかしら

 

ああその日まで生きていなくちゃ

まだこれを脱ぐことはできないわ


あなたの声はベッドサイドのランプ

おやすみなさい

おやすみなさい

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