35/43
三十五頁目
君と見つめたあの空の向こうに
どうやってゆこうか考えていたよ
わくわくして
なんだかくるしくて
叶えられたかはきっと
誰にもわからないね
今日もあの空
変わらないあの空
⌘
優しいだなんて言わないで
この胸の奥の残酷な鍵は
わたしの柩を閉じるため
必要なものなのよ
だから決して
触れてはいけないの
ほんもののきらめく鍵は
あなたが持っていて
いつまでも
いつまでも
⌘
ぱらぱら ないているね
わらっているようにも
きこえるね
たのしいかな
さみしいかな
てのひら
ひらひらの
ちょうちょうあそび
ぱらぱら
ないていても
まっすぐ
とんでゆくよ
⌘
愛されるよりもきっと
愛するほうがすき
⌘
ああ重たかったと
それを脱いでみると
軽くなった背中には
やたらと風が通って
寒くて
冷たくて
丸まって
それを恋しいと思いながら
きっとねむるのだろう
その重みを思い出しながら
きっとねむるのだろう




