表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
こぼれゆくものたち  作者: 桐月砂夜
19/43

十九頁目

集めることができたと思えば

すくったそばからこぼれ落ち

胸にいくら抱こうとしたって

欠片にもならずに消えてゆく



 ⌘



さあ はじめましょう

すてきな フィナーレ


さあ さあ みてらっしゃい

だれもが おどろきますよ


ああ そこのごふじん

どうか おあしもとには きをつけて


ああ おそかった

もう みえなくなりました


すてきな フィナーレ

さいえんは またすぐに


さあ やってきました

すてきな フィナーレ


さあ さあ みてらっしゃい

だれもが もくげきしゃ


ああ そこのしんしよ

どうか おせなかには きをつけて


ああ おそかった

もう あえなくなりました


すてきな フィナーレ

さいえんは みていです



 ⌘



かさねた くちびる


落っこちる


落っこちる



 ⌘



じゃぶじゃぶして

ぎゅうとして

ぱんぱんして

太陽に照らせば

真っ白になったら良いのに

わたしのなかの

このみにくい色も



 ⌘



靴とか

部屋とか

まあるい鏡とか

忘れないそういうもの

その鍵を

そのちいさな鍵を

ぎゅっと握りしめたまま

すたすた歩くふりをするの

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ