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こぼれゆくものたち  作者: 桐月砂夜
18/43

十八頁目

あつめてもらった さくらがい


小瓶に さらさら ゆめにふる


あのときどんな陽よりも澄んだ


晴れの日がわたしに刻まれたんだね



 ⌘



キリトリセン キリトリセン

ここから先は

上手に切りましょう

ヤマオリセン タニオリセン

すでに切ってしまった紙は

どう折るのでしょう

仕方がない

つづけましょう

キリトリセン キリトリセン

チョキチョキセン ザクザクセン



 ⌘



かっこうつけなくっていいよ

中身はぜんぶしってる



 ⌘



あなたとふたり

見つめた青いライン

おわりとはじまりを

ひそかに伝えていた



 ⌘



あかいポスト ゆめいろポスト


あのこへ向けた 手紙を入れた


切手はなく 宛名だってなく


入り口かたんと おとがした


あかいポスト ゆめいろポスト


郵便屋さんは そらをとぶ

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