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十三頁目
とろとろ とろり
流れてしまう
この手首を
憶えておいてね
愛しているよ
⌘
てのひら にぎって
いっしょに かえろう
つきが だいだい
かげが ながくなる
しばらく あえないね
きっと わらっていてね
⌘
ああ また隠れて
そればかり得意になるから
やめなさいと言ったでしょう
あら そうなのね
いずれ隠れることも出来なくなるの
それなら好きなだけおやりなさい
わたしがあなたを見つけられなくなっても
知りませんよ
お馬鹿さん
⌘
同じ空の下にいるとは
思えないほど
それはただそこにあるだけ
ただそこだけに
⌘
あなたの おせなか
はねが みえていますよ
あらあら ざんねん
もうおそいですよ
さあ わらってください
せなかのはねも
よくゆれますよ
ああ なんとなんと
もうおそいですよ




