表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
こぼれゆくものたち  作者: 桐月砂夜
11/43

十一頁目

小さい箱のなかで

お気に入りの曲を聴きながら

知らないひとのラジオ

たまに聴いて

おいしいお菓子を食べて

眠ったりもして

あれあの箱は

どこにいったっけ?



 ⌘



たくさんの声が混じる

たのしい場所なら

こわいものなどないだろうから

きっとゆけるだろう

おそろしい場所なら

どうせこわいことばかりだから

むしろすすめるだろう

なんてね

全部うそだよ



 ⌘



ふわふわ ずっとこうしていたい

なにもかも わすれて

とけてゆきたい

どうか どうか

しらないふりをしてね



 ⌘



思い出のキャンディ

がりがりかじる


ああもううんざりだ

ああ味もわからない


けれど捨てやしないさ

包み紙さえここにある


なぜなら色味はわりと

気にいっているのでね



 ⌘



きみはいつだってやさしいね

つらくなるほどだよ


いまもあるの

ここにあるの


ごめんね

ごめんね


ありがとうね

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ