1 目が覚めたら
強烈な痛みで目が覚めた。
目の前には一人の男がいた。
「譌ゥ縺剰オキ縺阪m」
男が話しかけてきた。意味が分からない。というよりも、言葉が理解できなかった。
何と言ったか聞こうとした時、男は俺の髪を無造作に掴み上げた。
「……ッ!」
鋭い痛みが頭部を襲った。声を上げようとしたが、声が出なかった。いや、出せなかった。
男はそのまま俺を引きずるように運び始めた。
男の手を振り払おうと手足をばたつかせるも、全く手を放す気配がない。
そのまま運ばれ続けて少しすると、男の足が止まった。ぱっと髪が解放される。
痛みのあまり頭を両手で押さえていると、男が俺の横腹を強く蹴ってきた。
体が宙に浮き、勢いそのまま飛ばされる。
「……ッ!!」
後頭部に何か固いものが思いっきり当たった。ガシャンとぶつかる音がした。
そこで俺の意識は切れた。
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ガラガラガラガラ――
車輪が回る音で目が覚めた。しかし、意識は朦朧としており、体が動かない。
顔を動かさずにゆっくり周りを見るも、真っ暗で何も見えない。
理解が追い付かない中、暗闇の世界に突然眩しい光が入り込む。
「大変お待たせ致しました!それでは、今宵のオークションを始めたいと思います……!」
のんびり投稿します。よろしくお願いします。




