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あらすじ



――あらすじ

 世界に災厄をもたらす存在堕天使。

 世界に繁栄と幸福をもたらす天使。

 二つの存在は、相いれる事がない。

 けれど、世界の片隅には、その二人と手を繋ぐ存在がいた。

 けれどその存在は失われる事になる。


 天使アンジェは、堕天使を差別していた。

 堕天使のニカが気に入らなかった。

 そんな中、有名アイドルとして活動していたアンジェは、一人の少年と出会う。

 アイドルとして、活動していたアンジュがトラブルによって、スタッフとはぐれてしまった時に、道案内してくれた少年と。


 その少年の名前は神十かみと

 神十は、アンジェにも普通に接する少年だった。

 それは、神十がアイドルの事を良く知らない人間だからだった。

 アンジェは、だんだんと神十に惹かれていくが、その思いは叶わない。


 神十には、好きな人がいた。

 それが、アンジェが蔑んでいた堕天使のニカだった。

 アンジェは二カに嫌がらせをして、神十から離れるように言った。

 しかし、二カは首を縦に振らなかった。

 普段弱々しい姿勢を見せていたニカとは、それはまるで別人のようだった。


 思う様にいかない事態に、アンジェはイライラしていた。

 だから、事故に見せかけて二カを亡きものにしようと考えた。

 神十を諦めるという嘘の話でニカをおびき寄せて、事故に遭うように仕向けた。

 しかし、事故にあったのは、ニカに一緒についてきた神十の方だった。


 自分のせいだと分かっていてもアンジェは苛立ちをぶつけずにはいられなかった。

 ニカさえいなければ、神十は死なずにすんだ。

 自分は神十と一緒にいられたはず。

 そう思ったアンジェは、ニカを殺そうとした。


 だが、ニカもアンジェを憎んでいた。

 自分をずっといじめていた存在が、神十すらも奪っていた事を。

 二人は、互いの憎しみをぶつけ合った、

 しかし、決着がつく前に通報されて、警察の手によって引き離されたのだった。


 死んだと思っていた神十は奇跡的に一命をとりとめていた。

 しかし、病院で目覚めた神十から記憶は失われていた。

 これ幸いにと、最初にお見舞いにやってきたアンジェは、自分が神十の恋人だと告げる。

 そして、アンジェは神十と付き合う事になった。


 神十は、自分のリハビリにつきあうアンジェに惹かれていった。

 そして、二人は将来の約束を交わすまでの仲になる。

 それを見ていたニカは、アンジェを病院の屋上に呼び出す事にした。


 呼び出したアンジェを突き落とそうとするニカ。

 しかし、予想より早く病院に戻ってきていた神十がアンジェを助ける。

 そのかわり、神十は屋上から落ちてしまうのだった。

 今度は、神十は助からなかった。


 アンジェと二カは、神十の亡骸を前にして、自分達の愚かさを悟った。

 最初から神十の幸せを考えて入れば、神十は死なずに済んだのだと。



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