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第二話 神様、冒険者に出会う。
門を抜けると、そこは海の上でした。
怖い神様は、神様の力を使って怖い海を作ろうとしました。
しかし、神様の力は使い切ったばかりなので思うようにはいきませんでした。
それどころか、疲れ切った神様は溺れてしまいました。
海の神であるこの私が、溺れて死ぬだと…? 何の冗談だ。しかも笑えぬではないか。
薄れゆく意識の中、そう思った時でした。
彼の手を掴む者が居たのです。
「冒険者仲間の亡骸だったら連れて帰ってやらねえといけねえと思って引っ張り上げたんだが。まさか、こんな海のど真ん中で溺れてる奴に出くわすとは! な~に面白えことやってんだ、あんた? あっはっは!」




