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めちゃくちゃ臭い  作者: シュールメイカー
2/2

後編

「め…め…」

「め…?」

「めちゃくちゃうまい!!」

「どうした?」

「すごい。ネバネバも匂いもなんかいい感じ。甘くて美味しい。」

「俺も食べさせて。」

「いいよ。」

「うーん。うまい!」

「なんだよこれ!最高だな!」

「「あー、たまんない。」」

「明日、講義終わりでいっしょにあのスーパー行かない?」

「行こうぜ!」

 カーテンを開けると、そこには北極星が光り輝いていた。

「あ。流れ星!」

「もう既にいい事あったからね。」


「すみませーん。店長さんいらっしゃいますか?」

 スーパーとは言っても、中年の夫婦が経営するこじんまりとしたものだった。

「はーい。」

「あの、このトドノビクスというのは…?」

 その問いに対して、奥さんはにんまりと笑った。


「これは夫が勝手に作ったやつなんですよ。遺伝子がなんだかんだみたいな…。」

「めちゃくちゃ美味しかったですよ。」

「あらそう。それは珍しい。明日に地球が滅びるんじゃないの?」

 そう言ってハハハと彼女は高笑いしたのだった。

「それで、トドノビクスというのはなんなんですか?」

「ああ。うちの旦那ね、腹が出ていてトドみたいだから『トドノ』。私がエアロビクスダンスにはまっているから、『ビクス』。二つあわせて、『トドノビクス』!」

「ネーミングセンスがあるんだか、ないんだか。」

「ハハハ!じゃああげる。あと三個。」

「マジですか!」


「うわぁ!はあっ!臭い!」

「あー。相変わらずドロドロしてんな。」

「まあ、あの味を知っちゃったからね。」

「「いただきます。」」

「「め…め…めちゃめちゃまずい!」」

「あ…腹痛い。」

「あ…俺もなんか…」


「何を食べたんですか?」

「ちょっと癖のある食べ物を。」

「前食べたときは美味しかったんですけど。」

「そうですか。まあ、気をつけて下さいね。」

「「ありがとうございました…。」」

「一回目がマグレだったんだろうな。」

「あそこでやめておくべきだった。」

「奇跡のトドノビクスだな。」

「奇跡のトドノビクスか…。」


 『めちゃくちゃ臭い』 —完—


「よく分からん。」「こいつは何を言いたいんだ?」という感想で構いません。シュールな世界をお楽しみ頂けたでしょうか?

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