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審判様
「この者に審判をお与えください審判様」
恨豚宅は祭事のように再び傅いた。
ローブを取った審判の顔は醜かった。
大きな瘤やイボ、痣があった。
「私の顔が醜いか、外から来たものよ」
「俺がどこから来たか知っているのか」
「いや、知らない。しかしこの世界ではないだろう」
「何故、わかる」
「お前にはこの世界の物が出す気が感じられない」
「気?」
「まあ、よい。いずれわかる」
「ここから出たいのだが」
「それは無理だ。お前はここで死ぬ運命だ」
「何故だ、肉を買って金を払わなかったことがそんなに罪なのか」
審判は遠い目をした。
「この世界ではな。お前のしたことは重大だ」
「僧侶に言われたのだが」
「僧侶・・・・・・」
「ああ、ここで試練を乗り越えれば元の世界に帰れると」
「お前は僧侶にあったのか」
「そうだ」
「そうか、お前はもしかしたら解くものなのかもしれん」
「解くもの」
「ああ、この世界のあらゆることに解をもたらすものだ」
「解をもたらす・・・・・・」
「お前が解をもたらすものか、それともただここで罰を受け死ぬ運命かそれはやがてわかる」




