前へ目次 次へ 13/26 赤い川 敷島は暫く城下町を彷徨った。 いろいろな獣面たちがしきりに 食べ物を勧めるが、 痛い思いをしていた私は、 無視して歩いた。 しかし、どこへ行けばいいのか、 何とか元の世界に戻ることができないだろうか、 敷島は考えた。 トイレの水を舐めたらここへ来れた。 やはりあの水は移動の力のある液体なのだ。 赤い色の水が川を流れている。 あの水を飲めば戻れるかもしれない。 いや、戻れないまでも状況を変えることが、 できるかもしれない。 敷島は川に近づいた。