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豚面の番兵

気が付くと牢の外に、豚の顔をして甲冑を着ている、

太った兵士がいた。

まるで、RPGに出てくるモンスターのような、

恰好だった。

「ここはどこだ」

 敷島はモンスターのそばによると、

必死で尋ねた。

「牢屋だ」

「それはわかっている。この世界はどこなのだ」

「アリアドネ」

「アリアドネ?」

 豚の兵士は何も言わない。

「アリアドネとはなんだ」

「お前は捕らえられている。これ以上は話せない」

「なんで俺は捕らわれたのだ?」

「牛の肉の代金を払わなかったからだ。

これ以上は話せない」

「どうしたらここから出られるんだ」

 豚面のモンスターはもう一言も話さなかった。


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