二の話 銀の狼、名付けられる
更新が遅れてすみません。
今回は短めです。
狼が名付けられます。ネーミングにはあまり自信がありませんが...
「グルルル...」
狼が低く唸る。は?違うってか?どういう意味なのだろうか。ていうか、またコイツ私の心読んだ。
「狼...いいや、勝手に名前付けちゃっていい?」
さっきも言ったが狼、狼言うのまどろっこしい。それになんか野生の動物に名前付けんのって憧れる。野生か知らんけど。なんか、憧れない?
「ガルゥ」
これは...OKってことかな。狼ぃ、お前イイヤツだよ。私の願望を察してくれたんだな。さっきどこぞの天才なんかと一緒にして悪かっ...
「グルルル...」
え?「グルルル...(意訳:ハンッ、誰がお前の為何かと言った?こっちも狼、狼言われて面倒臭ぇだけだっつーの。)」だとぅ!?
今のは感じたぞ、今のは。一見さっきと同じ「グルルル...」だけど微妙に嘲笑が掛かっていたぞ。裏切りか、お前も天才一緒だったのか。イイヤツだと思ったのに。
「グルガッ」
ん?狼がこっちに鼻を擦り付けて優しく吠える。え、「グルガッ(意訳:冗談だよ、あんまり真に受けるんじゃねぇ)」だとぅ!?お前、イケメン...超イケメンだよ。
「グルッ」
あ、笑った、コイツ笑いやがった。騙したのか、コイツ。私を騙しやがったのか。ウゼェ、メッチャウゼェ。乙女のガラスのハート(凡人のやたら高いプライド)を踏みにじりやがった。この世界にもいんのかよ。天才(獣ver)。
ってメッチャ話ずれてる。えーと、そうだ。
「名前!」
銀と赤...
..........................................やべぇ、グリフ●ンド●ルしか思いつかん。これで狼が獅子だったら...ブッフゥ...ヤバい。恐ろしや、ハリ●・ポ●ターの影響力。
「グゥルルル...」
私が一人笑いをこらえていると狼が私のスカートの裾を歯で引っ張る。あ、今制服だったな。着替えんの面倒臭くて部屋ではリボンをほどき、シャツのボタンを3つ開け、スカートをたくしあげていた。つくづく思う、私の女子力...
「グゥルルル...」
あ、ゴメン。存在忘れてた。多分私が狼のことを笑っていたから怒ったんだね。あんまり怒らせんのもあれだし真面目に考えよ。
「ナイトギガ。」
即興で考えた名前。NGに無理矢理当てはめた。
だって狼、NGワードだもん。狼じゃん。
「グゥルッ!」
あ、ヤバ。怒った。
すまん、すまん。そんなに怒らんといて。悪かったって。
うーん。銀と赤両方にこだわるやめよ。銀だけでいいや。
銀...銀...
!
「アルジェント!」
アルジェントとはイタリア語の銀だ...と天才が言っていた。ケッ。
なんかここまで天才が関わってくると悲しくなる。お願い、マジでやめようよ。(不可抗力だけど)
でも、我ながら良いネーミングだと思う。格好良くね?私のネーミングセンスの集大成(?)だ!
「ガウゥー!」
アルジェントも私に抱き付いてきた。評判も良いみたいだ。よっしゃ!
「格好良いけど長いからアルね。」
「ガウッ!」
よぉし、よぉし。あれ、さりげなく私、狼の言葉理解している。さっき(私がアルに笑われてたところ)とかメッチャ。あれか?[▼夏樹ハ獣ノ言葉ノスキルヲ習得シタ△]って感じか?ん?表示何か違うなぁ。まぁいいや。
じゃぁこの調子で、
「人がいる所へれっつご...」
「ガゥ...?」
の前に、
「で、さっきのどういう意味なの?」
そうだ。まだ本題が進んでない。
「魔法が使えない私が無能人間じゃない理由ってなに?」
ここをすっぽかしちゃぁ、駄目なんだぜ。
はい、グリフ●ンド●ルは金と赤ですね。
そう言うことにしておいてください。
短いとはいえども一話で本題が全く進んでないです(笑)
ここで軽く夏樹の紹介をします。
東條夏樹 Tojo Natsuki
15歳 誕生日:5/17
身長:166cm 体重:53kg
顔は平凡、十人並み、笑顔がイイ。
成績:一般偏差値68位、一応文系
運動神経:平均かそれ以下
美術、家事系は得意ではないがダークマターを作り出す程ではない。見れる、触れる、食べれる、程度。
オタク
放送部
家族構成:父、母、兄、自分
家はそこそこ豊か。金持ちではない。
彼氏いない歴=年齢
クラスではそこそこ人気者
結構良い奴。雑用とか気にしない(兄関係以外)
兄が苦手
天才とは割と一緒にいる。嫌いとか言ってるわりには仲が良い。だけど天才は嫌い
みたいな感じです。
何か質問がある方はお気軽にしてください。