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名も無く果てなくスチャラカな200字

就職活動【200字】

 内定取消のヤケ酒のあと。

 それほど酔ったとも思えないが、目の前に「透けた男」がいるというこの状況は何だ?

 もしや隣の酔っ払いから巻き上げた、このメガネのせいなのだろうか?

 その答えが出る前に、透けた男が車にはねられた。即死だ。

 傍で棒立ちの俺の肩にさっきの酔っ払いが手を置く。

「メガネと一緒に仕事も譲ります。あとは宜しく」

 渡された鎌は重く、俺の手に余った。

 夜の寒空に響く、もと死神の陽気な鼻歌が嫌に耳に障る。


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― 新着の感想 ―
[良い点] 軽い気持ちで巻き上げた眼鏡と共に、人知を超えた職務まで引き継いでしまった男性の、一変した運命が面白いですね。 [一言] 先任者から引き継いだ眼鏡を応用すれば、古典落語の「死神」のように、寿…
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