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恋愛散花  作者: 寒梅 冬
2/2

学校探検

教室に入ってきたのはなんと超絶美少女だった。

「はーい。この子は川崎みゆさんだ。みんな仲良くしてねー」

そう、先生が言った。

彼女の顔を見ると変に緊張していなそうな顔をしていた。

あれ、今川崎さんと目が合ったような・・

気のせいか!

「川崎みゆです。よろしくお願いします。」

パチパチ

クラス中から拍手が上がった。

「じゃあ川崎さんは右の1番奥の席に座ってね」

そう言われると川崎さんはこちらに向かってくる。

「君が隣なんだ、よろしくね」

「おうよろしく」

まさかこんな美少女が何を言っている隣の席になるとは夢にも思わなかった。

「隣の席なら少し狙ってみるか」

そんなゲスいことを考えていた。

「はい!じゃあ川崎さんも加わったところで朝のホームルーム始めるぞー」

すると隣の女の子が話しかけてきた。

「深谷くんまたよろしくね」

深谷…なんで俺の苗字を知っているんだ?

そんな疑問を抱えながら

「おう!よろしくな!」

と言った。

朝のホームルームが終わり一限の準備が始まった。

「川崎さんさこの学校のことまだ何もわからないでょ」

「うん、来たばっかりだからわからないや」

「じゃあさ放課後一緒に学校探検しようぜ」

まぁ、初対面の知らない男と学校探検なんてしたくないだろうから断られるだろうなそんなことを考えていたら、驚きの返事がかえってきた。

「え、深谷くんが案内してくれるなら行きたいな」

なんだその返事の返し方はそれは俺だから行きたいと言っているようなもんだぞ。そんなこと言われたら嫌でも意識しちまうよ。いやいや、落ち着けこれは俺にかまをかけているのかもしれない。騙されてはいけない。呑気にじゃあ行こうか!なんて言ったら後でお前となんて行くかよきっっもと言われるかもしれない。そんなこと言われたら泣く自信しかない。

まぁ、ここは一旦…

「じゃあ放課後一緒に行こ」

言ってしまった。そんなことを考えててもわんちゃんがあると俺は信じている。

「やった」

とみゆはボソッと呟いた。

すると女子たちが

「ちょっと!かわいい川崎さんを汚さないでよ!深谷!」

「別に汚すつもりなんてねぇよ!」

「ふん!いいもんね川崎行こ?あんなやつほっといていいよ。色々教えてあげる!」

こいつは幼なじみの千葉めい。

俺のことが嫌いなのかそうではないのか正直わからない。

きつい言い方をしていたが結構ツンデレな部分が多い。

まぁあいつなら川崎さんに優しくしてくれるか。そう思いは川崎さんに行っていいよと目配せをした。

川崎さんはうなづき行ってしまった。

「おやおや?転校初日の美少女に振られてしまったか?wwww」

しゅんが来た。

「別に振られてなんかないよ女子に横取りされたんだよ」

「それを振られたというのでは?wwww」

「しゅんお前もう授業始まるから席つけよ」

「やべっ、ほんとじゃん準備なんもしてねぇよ」

「はぁ」

「どうしたの?ため息なんかついちゃって」

「え!?居たの川崎さん!」

「うん今戻ってきたよ」

「なんだ今か焦ったー」

あんな振られた振られてない論争の話を聞かれてたらまるで俺が川崎さんのこと好きみたいになっちゃうからな。それは困る。

「そんな私に聞かれたら困るような話してたの?」

「そんなことないよ」

「なら教えてよ〜何話してたの〜?」

「授業始まるからまた後でな」

「わかった後で話してね」

そして授業が色々終わり放課後──

誰もいない教室に川崎さんと二人きり何も起きないはずがない。

「けいs…深谷くん!なんで教えてくれないの!」

「教えたくないからだよ」

「私が聞こうとしてもすぐ話そらすじゃん!今日ずっと話しそらされてたよ私!」

「それはごめんでもこれはさすがに言えない」

勘違いさせたくないもんなー申し訳ない。

「わかった言わなくてもいいよ」

「その代わり私を連れてってよ」

それを言われて頭が真っ白になった。

「どこに?」

「え?今日朝約束したじゃん。学校探検してくれるって」

「あれめい達と学校探検するんじゃなかったの?」

「あーそれは断ってきたよ」

「なんで断ったの?」

「深谷くんと周りたかったから、、」

そう恥ずかしそうに言った。

「かわいい」

そう俺は思わず呟いてしまった。川崎さんにも聞こえない声で。

「はい、ここ職員室ねなにかやらかした時はここに来なね」

「そんな私がなにかやらかすとでも思っているの?」

「いやいや別に思っていませんとも」

「ほんとかなー?」

「ほんとですとも」

そんな会話を挟みながら学校探検を終えた。

「どう?ある程度はわかった?川崎さん」

「ある程度ね。でもわからないところもあるからそこは教えてね深谷くん」

その瞬間俺の中で何かが変わった。

昔の両思いだった女の子のことを好きじゃなくなった訳ではない。だが、川崎さんにその女の子の面影が一瞬だけ見えたのだ。

「あの女の子と似てる」

ボソッと呟いた。

俺は川崎さんに恋した。

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