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終末の七勇者(改)  作者: ヤミ
二章 第一次異世界大戦
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第三十三話 アヴァロンの魔女

皆さんこんにちは。

ヤミです。

本日は第三十三話を投稿させていただきました。

魔王軍の一人、グレーデンに囚われた《暁》。

ルベル一人でどうこの場を打開するのか…。

是非お楽しみください。

 グレーテンは三人に分身し騎士姿に成り代わり攻撃を仕掛けてくる。


「く、化けるだけではないのか。」


 ルベルは攻撃をかわすことに必死になる。


「ええ、もちろん。これは千年前に私に傷を着けた騎士。名前は知らないけど、魔王軍討伐の時にアーサー達といたわ。」


「なるほど。だがらこれ程に隙がないのか。」


 ルベルは羽ばたき距離を置くが、羽を生やした魔族達が攻撃を仕掛けてくる。


「クソ!」


 ルベルは城の壁を破壊し、広い外へと逃れる。


「もう日没か。」


 城内から魔族達が襲ってくる。だがグレーテンがいないなら自由に動ける。


「堕ちろ!」


 ルベルは血液の槍を空から雨のように降らせ魔族達を串刺しにして落としていく。その時、騎士に化けていたグレーテン三体は黒い翼を生やし攻めてくる。


「はっ!」


 ルベルは血液の槍を降らせながら、両手に血液で出来たブレードを握るとグレーテン目掛け攻めていく。四人の剣が激しくぶつかり火花を散らす。だが三対一では厳しくルベルは何度も斬られる。その度に吸血鬼の再生能力を使い体を再生していくが、この消耗戦が続くとなるとルベルの方が先に敗れるだろう。ルベルは心臓への攻撃だけを受け流し相手の隙を狙う。


「その程度か?よく一人で挑んできたものよ!」


 城内、城外の衛兵達は全員魔族に変身し、ルベルがいる上空へ飛んでこようとしている。流石にグレーテンだけで精一杯の中、魔族が来たらどうにも相手には出来ない。その時、飛び立つ寸前の魔族達が切り裂かれていく。


「っ?何者だ?」


 グレーテンの一人が魔族達の方へ視線を向けるとそこには


「おいおい!吸血鬼!散々俺のこと煽っておいてそのザマはねぇだろ?」


「…人間のくせに偉そうに。」


 ルベルは口角を上げそう言う。そこにはフロンティアのギルドメンバー最強の男、アランがいた。


───


 キツネはルベルに頼まれフロンティアまで転移しギルドを訪れていた。


「マーガレットさん!」


「キツネちゃん。どうしたの?」


 鬼気迫るキツネを見てマーガレットは《暁》に何かあったのだと悟り、いつにもなく真剣な眼差しを向ける。


「あの、魔王軍が!魔王軍の幹部がアルファ街の王に化けていて!《暁》はルベル様以外皆捕まってしまい、助けを送ってほしいと!」


「魔王軍が!これはまずいわ。アランは今朝遠征クエストに出てしまって…。」


「安心しろ。マーガレット。」


 そこにこの場にいないはずの声が聞こえキツネとマーガレットは入り口の方へ振り返る。


「遠征クエストならもう片付いた。後で報酬は受け取る。キツネ、あの吸血鬼はどこだ?連れていけ。」


「はい!」


 そしてキツネとアランは馬車に乗りアルファ街へ最速で向かった。


───


「おい!魔王軍よ!魔族は片付けたぞ?俺の相手も頼むぜ!」


「貴様ぁ!」


 グレーテンはルベルの元に一体を残し、二体はアランへ向けて攻撃を仕掛ける。


「その魔力。噂には聞いてるぜ。アヴァロンの九姉妹のグレーテンだな?」


「人間が!ふざけるなぁ!」


 グレーテンは騎士の姿で地に降りると、アランへ攻撃を始める。だがアランは二本ある剣のうち一本だけで攻撃を受け流す。


「こいつぅ!死ねぇ!」


「女が汚ねぇ言葉使うなよ。ルベルを追い詰められて気分良かったろうに、俺が来て気分が台無しみたいだな?」


「黙れぇ!下等な人間がぁ!」


 怒鳴るグレーテンにアランは剣を振り下ろすと


「閃光斬!」


 すると眩い光が剣から溢れ、グレーテンが真っ二つに裂かれる。


「バカな!」


「ちっ!分身か。次はお前だな!」


「来るなぁ!」


 グレーテンは分身を試みるがその前にアランに斬られる。


「あがぁ!」


「こっちも分身かよ。」


 その時だった、城内から人影が現れる。


「っ!」


 アランは振り返るとそこには女性が二人


「テメェらは?」


「アヴァロン九姉妹が一人、グリートーネア。」


「同じくアヴァロン九姉妹、グリートン。」


「まさか一体だけじゃなかったとはな。」


 アランの表情から余裕の笑みが消える。


「頭が高いぞ。頭を垂れろ。」


 グリートンが声を発した途端、アランは地面に這いつくばっていた。


「くっ!重めぇ!」


「人間風情が。」


 グリートンはアランに重力を掛けたのだ。アランは起き上がろうとするが、体が一つも動かない。そして、上空にいるルベルにも重力を掛ける。


「何っ!」


 ルベルは上空から地面に叩きつけられ動けなくなる。


「さあ、グレーテンよ留目をさせ。」


「助かるわ。グリートン。」


「ルベル様!」


 キツネは声の限り叫ぶがグレーテンは剣をルベルの心臓目掛け振り下ろす。ルベルは血液の槍をグレーテンへ放つが、重力によって落とされる。その時、グレーテンの剣が弾かれる。そしてグリートンへ雷が落ちる。すると重力は効果を失う。


「大丈夫?ルベル。」


 王城の入り口、そこにはアリスが立っていた。


「お前は牢屋に閉じ込めておいたはず!」


 キツネは目を見開きアリスを見る。


「青色の瞳…。まさかトリスタン様…。」


「符術!火炎!」


 アリスはルベル達とグレーテン達の間に炎の壁を作る。


「助かった。」


 アランは剣を二本抜き握る。


「あの銀色の瞳はランスロット様!そしてルベル様はモードレッド様。伝説の勇者達の意志は今もなお受け継がれていたんですね。」


「何だと?伝説の勇者の意志だと?」


 グリートーネアはキツネの言葉に動揺している。


「反撃開始だ!」


「ああ。」


「ええ。」


 アランの声にルベル、アリスは声を上げる。そしてルベル、アラン、アリスはグリートーネア、グレーテン、グリートンと対峙する。

皆さん、いかがだったでしょうか。

フロンティアへ助けを求めたキツネ。

キツネの話にアランが加わり、アルファ街での魔王軍幹部対三人の勇者の戦いが始まる。


次回第三十四話 三人の勇者

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