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終末の七勇者(改)  作者: ヤミ
二章 第一次異世界大戦
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第二十七話 ギルド

皆さんこんにちは。

ヤミです。

本日は第二十七話を投稿させていただきました。

異世界へと誘われた《暁》はミセリア荒野からフロンティアという国へ向かった。

この国で《暁》はどんな出会いを果たすのか。

是非お楽しみください。

 ルベル達はフロンティアへ足を踏み入れる。そこは人々が賑わう明るい国だった。


「こんな明るい国にオリジンの野郎は来やがったのか。あいつが動けばこの国も危ねぇだろうな。」


「ああ。すぐにでもあいつを探し出して倒さないとな。」


 ゴリラとルベルがそんな会話をしていると


「あの、そこの方々。」


 と後ろから女性の声が聞こえた。全員後ろに振り返ると、そこには金髪の女性が一人立っていた。


「何でしょうか?」


 クラウスが女性に問うと女性は


「旅のお方ですよね?実はお願いがありまして。」


「そうですが、お願いとは?」


「私はマーガレットと言います。この近くのギルドを営んでまして。でもここ最近魔王討伐に出たギルドメンバー達が皆重傷を負ってしまって、ギルドメンバーが減ってしまいまして。そこであなた方にギルドメンバーに入ってもらいたくて。」


「どうする?ゴリラ。」


 ルベルが小声でゴリラにそう聞くと


「やろうぜ。ここならオリジンの手掛かりを得られるかもしれねぇ。」


「了解だ。」


「その話、受けさせてもらう。だがその前に聞きたいことがある。」


 ゴリラがそう言うと、マーガレットはきょとんとした表情で


「何でしょうか?」


「《プレデター》かオリジンと言う名前を知ってるか?」


「はい、存じています。」


「っ!本当か!その情報を教えてくれ!」


 ゴリラはその答えに食いつくがマーガレットは


「彼らは百年程前に滅んだと聞いています。」


「何、だと?滅んだ?」


「はい。昔はこの地を支配していたと聞きますが、突如姿を消したようで。」


「つまり、百年程前から俺達がいた世界に来ていたって訳だ。」


 ルベルはそう言う。


「俺達がいた世界?と言うのは?」


 マーガレットが疑問を抱く。


「ああ、俺達はこの世界の人間じゃない。いわゆる異世界転移ってやつだ。そして、そうなった理由がこの世界から突如消えた《プレデター》が俺達のいた世界へ来て、俺達をこっちの世界へ連れ込んだんだ。」


 ゴリラがそう話すとマーガレットは


「つまり、今プレデターはこの世界にいると言うことですか?」


「ああ。」


「何てこと。人数が足りないのにまた敵が増えるなんて。」


「俺達は《プレデター》を倒すため旅をしてきた。今仲間が二人プレデターに捕らわれている。救い出すためにも戦力が必要だ。だから俺達はギルドに入るぜ。」


「そう言っていただけると助かります。では案内致します。」


 ゴリラ達はマーガレットの指示に従い、ギルド本部を目指した。


「ここがギルドか。」


 ルベルは回りを見渡しながらそう言う。


「ではこちらでギルド登録を行います。ギルド名とメンバーをここに書いてください。」


 ゴリラは必要事項を渡された紙に書く。


「ありがとうございます。では皆さんのステータスカードを作らせてもらうのでこちらへ。」


 マーガレットに奥の部屋へ行くよう案内され向かうと、そこには証明写真撮影機のような物があり、その中へ入る。中で写真を撮り特殊なセンサーが体をスキャンする。これでステータスカードが作られる。全員が終わり、最初のカウンターに戻る。そこでマーガレットからステータスカードが渡される。


「皆様のステータスカードが出来ましたので、どうぞ。」


 ゴリラ達はマーガレットからカードを受け取る。カードには階級やレベル、能力が書かれていた。


「そちらはクエストクリアやボス討伐において内容が上書きされていきます。」


「俺は八級か。」


「俺もだ!」


「私も八級!」


 とゴリラとナグリトバシ、ヤミが話している中、


「俺も。」


「真似すんなハゲ。」


「テメェ!殺すぞ!」


 センとマサが同じ八級であることに対して言い争いを始める。他のみんなは


「え?十級なんだけど。何で?」


「私も…。」


 トーマスやスティカ達は皆十級でゴリラとナグリトバシ、ヤミセン、マサとの格差にショックを受けていた。


「大丈夫だよ!そのうち上がるから!」


 ヤミがみんなをフォローするが


「八級に言われるとなんか皮肉に聞こえるよな。」


 神木がそうボソッと呟く。その時、ギルド本部のドアが開き


「あ?見ねぇ顔だな。新入りか?」


 と銀髪で狩人のような格好をした男が入ってくる。


「マーガレット、ボス討伐終わったぞ。」


「お疲れ様です。」


「今回の報酬は?」


「金貨五十枚です。そして、今回のボス討伐によりアラン様は三級になります。」


「もう三級か。で、マーガレット。そこの奴らは新入りか?」


「ええ、そうです。」


「そうか。」


 アランと呼ばれた男はゴリラ達に近寄ると


「俺は三週間で三級まで成り上がった。だが他の奴らはそれ以上の階級だったがみんなやられた。お前らもいつ死ぬか分からねぇ。入ったばかりで未熟者だもんだからな。精々死なないように頑張れよ。」


 アランは報酬を持つとゴリラの肩にポンと手を置いてそう言い去ろうとした。だが


「おい、お前アランと言ったか?」


「あぁ?」


 ルベルの声にアランが振り向く。


「何だよ?」


「お前三級らしいな。」


「そうだ。」


「その程度で粋るな、人間。」


「あぁ?何だと?未熟者のクセに生意気なこと言ってんじゃねぇぞ?」


 アランはルベルに睨みを効かせるが


「俺が未熟者ならお前も未熟者だな。」


「何だと?ふざけてるのか?」


「俺も三級だ。」


「っ!」


 ルベルの言葉にその場にいた全員が息を飲んだ。


「ふざけてんじゃねぇよ!カード見せろ!」


 ルベルがカードを出すとアランはそれを奪い取るように取る。


「テメェ、いつからギルドに入ってる?」


「今さっきだが。」


「今まで何してた?」


「自由気ままに生きてたさ。」


「何でそんな奴が三級何だよ!おかしいだろ!」


「俺は吸血鬼だ。理解できるか?人間。」


「あ?」


「吸血鬼は人間よりも優れた存在だ。」


「チッ!」


 アランはルベルにカードを強引に押し返すとすぐさまギルド本部を出ていった。


「お前、まじで言ってんのか?」


 ゴリラがそう聞くと


「ほら。」


 ルベルは全員にカードを見せる。そこには確かに三級と書かれていた。


「さて、それでは《暁》の皆様。」


 とマーガレットの声がする。


「これで正式にギルドメンバーとして活動を行っていただけます。初めてのクエストにチャレンジなさいますか?」


「ああ。」


 ゴリラはマーガレットの質問に即答する。そしてルベル達は初のクエスト任務を受けることになる。

皆さん、いかがだったでしょうか。

フロンティアにはギルドが存在していたが、魔王討伐戦にて人手不足の中《暁》がスカウトされる。オリジンを探すことも兼ねて《暁》はギルドに参加し、クエストに挑むことになる。


次回第二十八話 初クエスト

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